アウトドア人気の急上昇で……

　そしてコロナ以降のアウトドアブームで好調なのが3位の「アウトドアせどり」だ。せどりYouTuberの作間健斗氏は語る。

「昨年からアウトドア商品の人気が急上昇。アマゾンでも一大トレンドになっています」

会員カードの提示やフリマアプリのクーポンなど、細かな割引も活用することで、確実に利益率を上げるのも大事だという

　せどりの仕入れは、街の一般的な量販店で行うとか。

「『リーファ』などのせどりアプリでバーコードを読み取り、アマゾンの過去データに基づいて仕入れの判断をするので、商品知識が無くても始められます。ブランドではロゴス、コールマンなどが鉄板。なかでもスノーピークは熱心なファンが多い。以前、シェラカップを150個仕入れ、定価に500円上乗せしてアマゾンで販売したところ、3日かからずに捌けました。初心者でも一回の仕入れで20万円稼ぐことも可能です」

　アウトドアブームが続く限り稼ぎも安定しそうだ。

飲むのを楽しみつつ「高騰したらラッキー」

　時間軸を長く取るなら、4位のウイスキー投資も注目だ。ブログ「ぽよんちょおじさんのエエことおしえたる。」を運営する、ウイスキー愛飲家のブロガー・ぽよんちょおじさんは「投機的な売買は推奨しない」と前置きしたうえで、現在のウイスキー市場をこう語る。

「数年前から山崎や響などの国産ウイスキーは買った瞬間から定価の倍以上で売れる異常事態。正直、有名ウイスキーを買うのは相当難しい。しいて狙うなら新興蒸溜所のファーストリリースを1万円で買って高騰を待つというところ」

以前、ぽよんちょおじさんが約14万円で購入したイチローズモルトの限定品。現在、50万円前後で取引される事態になっている

　そんなぽよんちょおじさんだが、愛飲目的で買った秩父蒸留所のイチローズモルトの限定品が14万円弱から50万円に高騰したとか。

「お金より自分の好きなものが認められた嬉しさが大きい。ただ、結局は我慢できず飲んでしまうのが愛飲家の悲しい性ですね」

　酒類の無免許販売は法的リスクも。飲むのを楽しみつつ「高騰したらラッキー」くらいがいいかも。