doda調査「平均で年収109万円増」転職で収入が上がりやすい年代・職種は?
物価高が続くなか、収入を増やしたいと考えるビジネスマンにとって選択肢の一つとなるのが転職だ。
転職サービス・dodaを運営する『パーソルキャリア株式会社』は8月24日、「転職による年収アップ成功者の傾向2026年版」を発表。2025年10月から2026年3月に「doda」エージェントサービスを利用して転職したユーザーを分析したところ、転職によって年収が上がった人は64.1%となり、年収が上がった人の平均アップ額は109万4,383円にのぼったという。
20代後半は約68%が年収アップ

同調査によれば、年代別で年収が上がった人の割合が最も高かったのは「25〜29歳」の67.9%。20代後半をピークに、年代が上がるほど割合は低下する傾向がみられたものの、40代前半までは半数以上が転職によって年収を上げている。

一方、平均増加額では「35〜39歳」が131万2,602円でトップ。20代後半から30代後半にかけて、平均アップ額が大きくなる傾向がみられた。なお、男女別では、年収が上がった人の割合は男性63.4%、女性65.4%であり大きな差は見られなかった。
年収アップ率が高かった業種・職種は?

転職前に所属していた業種別で見ると、年収アップの割合が最も高かったのは「インターネット/広告/メディア」の72.1%。次いで「IT/通信」72.0%、「商社」65.9%と続いている。

職種別では、SE・インフラエンジニア・Webエンジニアなどの「技術職」が74.8%と最も高く、「クリエイター・クリエイティブ職」70.4%、「事務・アシスタント」69.6%が続いた。
さらに、平均アップ金額でも「技術職」が132万3,998円でトップ。100万円を超えたのはこのほか、「企画・管理」の130万6,811円、「技術職・専門職(建設・建築・不動産・プラント・工場)」の110万8,769円などだった。
dodaは同調査から、年収アップが広がる背景について、人手不足や社会全体の賃上げを受け、企業が人材確保のため採用時の提示年収を引き上げていると分析している。
特にIT・通信系のエンジニアなどでは高い転職求人倍率が続いており、売り手市場が年収アップにつながっているという。
また、20代後半を中心とした若手層でも年収アップした人の割合が高かった点について、実務経験やスキルへの評価に加え、将来の成長への期待、近年の賃上げやベースアップによって、若手採用時の条件そのものが改善している可能性もあるとしている。
[出典・参考]
・転職サービス「doda」 − 「年収アップ成功者の傾向」
・PR TIMES/転職サービス「doda」、「転職による年収アップ成功者の傾向2026年版」を発表
文・土田洋祐
画像素材:PIXTA