bizSPA!

【世にも不思議な副業体験】散歩で収入&運動不足解消の一石二鳥!スマホでできる簡単な仕事とは?

コラム

世にも不思議な副業体験・散歩

多様な働き方が広がる一方で、賃金の上昇がなかなか進まない中、副業に興味がある人だけでなく、実際に始める人も増えている。では、実際に副業をやっている人は、どのような仕事をしているのだろうか? 副業経験者の体験談を紹介しよう。

座りっぱなしの仕事

社会人になってから運動不足だと感じる人は多く、ジムに通ったり自宅の手前の駅で降りて少し長めに歩いてみたりなど、運動をするために試行錯誤している人も多い。取材を受けてくれた伊藤さん(仮名・26歳)も、運動不足であることを実感していたとのこと。

伊藤さんが大学卒業後に就職したのは、関東のIT関連企業。業務は基本的にPC作業で残業も多いため、毎日座りっぱなしの生活が続き、運動不足を痛感していた。

「学生時代はバスケのサークルに入って週に3回は運動してたんですけどね、社会人になって運動する機会がなくなっちゃって。特に就職して1年くらいは、一人暮らしと仕事に慣れるので精一杯だったんで、休日は寝て過ごすみたいな日が多かったです」

運動不足解消のために散歩

社会人としての生活や仕事のリズムがつかめてきた頃から、伊藤さんは運動不足解消のために休日は散歩に出かけるようになったそうだ。

「毎回近くの大きな公園に行って、スマホを見てダラダラしていただけだったんで、運動不足解消にはなっていなかったかもですね。でも、とりあえず外に出ていれば健康みたいに思っていて、必ず毎週散歩していた感じです」

収入を増やしたい

そんな伊藤さんが就職した企業の給与は、そこそこといったところで、もう少し収入を増やしたいと考えていた。

「将来のために貯金も増やしたいし、気兼ねなく使えるお金がもう少しあればなぁって考えてて。バイト情報もよく見ていたんですが、何か特別な技術があるわけじゃないので、新しい仕事を始めるのにも不安を感じていて、なかなか応募できなかったんですよね」

フォトスポットの写真を撮影

いつものようにアルバイト情報サイトをチェックした伊藤さんは、なにやら面白そうなバイトの求人が出ていることに気づく。それは、フォトスポットを探すという仕事だった。すぐに応募して面接に訪れてみると、そこはおしゃれなフォトスタジオ。

「フォトスタジオといっても、人の撮影をしているのではなく、企業から依頼された商品の撮影などをしている会社だと聞きました。ほかにも雑誌やウェブ媒体などに風景写真を提供することもあるみたいで、今回僕が応募したのは後者に関係する仕事でした」

伊藤さんが担当するのは、指定された場所に出向き、写真映えしそうなきれいなスポットを見つけるというもの。見つけたスポットの写真と位置情報を送信すると、1カ所1,000~2,000円程度、場合によってはそれ以上の報酬がもらえるそうだ。

「僕が見つけたスポットに後日プロのカメラマンさんが行って写真を撮影して、それを依頼された企業に提出する流れみたいです。ちょっと不安はあったんですが、カメラの知識が一切なくてもいいと言われたので、思い切って始めることにしました」

運動不足解消だけでなく、痩せて筋肉も

この副業を始めてから、近所の公園までしか散歩していなかった伊藤さんの行動範囲は大きく広がり、その分歩く距離や時間も増えたという。

「何度か僕が見つけたスポットでカメラマンさんが撮影した写真を見せてもらったんですが、同じ場所か?と思うほどきれいな仕上がりになってて。なんだかうれしいです。しかも、しっかりと歩くようになったおかげか、少し痩せて筋肉もついてきたので、周囲から褒められることも増えて、いいことばかりです」

特別な技術がなくても自分の目と足で稼ぐことができる仕事に出合えたうえ、運動不足が解消されて健康的な体まで手に入れた伊藤さん。仕事をしているというよりは散歩を楽しんでいるという感覚が大きいそうで、充実した休日を過ごしているそうだ。

[文/digiart(デジアート)]

音楽心理学に基づいた〈耳で飲むお薬®〉をはじめ、メンタルヘルスに効果的な音声素材を独自のmeditone®テクノロジーで開発している会社、digiart(デジアート)のライター兼エンジニアです。学生の頃の夢は「ものかき」で、今の夢は「おむこさん」です。アプリケーションのドキュメントから官能小説まで、いろいろ書いてます! あと、アプリも開発していますので「耳で飲むお薬」と検索して私を探してみてください。
https://www.meditone.jp

おすすめ記事