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【世にも不思議な副業体験】働きながら癒やされる!?フラワーショップでの特殊な仕事とは?

コラム

身も心も癒やしてくれる仕事

多様な働き方が広がる一方で、賃金の上昇がなかなか進まない中、副業に興味がある人だけでなく、実際に始める人も増えている。では、実際に副業をやっている人は、どのような仕事をしているのだろうか? ちょっと変わった副業経験者の体験談を紹介しよう。

本業ではクレーム対応の毎日

理不尽なクレームや言動をする「カスタマーハラスメント(カスハラ)」が、社会的に大きな問題となっている昨今。そんなカスハラの被害に遭うことが多い仕事をする清水さん(仮名・27歳)は、日頃のストレスを癒やせる副業に出合ったそうだ。

清水さんは、とある企業のカスタマーサポート窓口でオペレーターをしており、お客様からのクレームに対応しては疲弊する毎日を送っていた。

「もちろんクレームばかりではなく、むしろ丁寧に話してくださる方やサービスに対するお礼なんかを言ってくださる方は多いんですよ。でも、どうしたってクレームは印象に残ってしまいますし、対応すれば疲れてしまいますよね」

気分転換のための副業

休日になると、仕事のことを考えてはストレスを感じてしまっていたという清水さんは、気分転換のために副業を始めたいと考えていた。

「僕は映画を観るのが趣味なんですが、あまりにもストレスが溜まっていると、それも素直に楽しめなくなってしまうんです。なので、趣味ではなく責任の伴うことをすれば、普段の仕事のことを考えなくて済むのでは、と考えて副業を探していました」

ネットで見つけた“癒やし”という言葉

そんな中で、清水さんがアルバイト情報サイトで目を奪われたのは、「身も心も癒やされる」という見出しの、植物のお世話をするアルバイトだった。

「仕事で癒やされることなんてあるのか?と思い、すぐには応募しませんでした。でも何日たっても“癒やし”という魅力的な文言が忘れられず、応募フォームから思い切って応募してみたんです」

面接場所として指定されたのは、仕事先でもあるフラワーショップだった。そこは富裕層をターゲットにしているお店らしく、珍しい花々や高価な観葉植物が並ぶ。

植物のお世話にプラスして……

そこで説明されたのは、単なる植物のお世話ではなく「花や植物に優しい言葉をかけながら世話する」という特殊なものだった。初めは仕事の内容がよくわからなかったという清水さんだが、説明を聞いてみると、本当に癒やしの仕事であることがイメージできたそうだ。

「よく、植物は優しい言葉やきれいな言葉をかけながら世話すると、きれいに育つといいますよね。まさにそれをやってほしいということで、水やりやホコリを取る際などに『きれいだね』とか『元気に咲いてね』みたいな言葉をかけてほしいということでした」

きれいな言葉をかけるときれいに育つというのは、科学的に証明されていることではないが、このフラワーショップではそれを売りにして、多くの人に支持されているらしい。1日4時間程度の仕事で時給は1,500円と結構高め。

「幸い僕は、特に抵抗がなかったのですが、面接に来た方の中には植物に話しかけるのが恥ずかしいと辞退された方もいたようです」

副業をしながら癒やされる

ちょっと変わった副業を始めた清水さんだが、この仕事を始めてから心境の変化があったという。

「植物に囲まれていることはもちろんですが、仕事中は優しい言葉しか使わないので、優しい気持ちになれるんですよね。もちろん理不尽なクレームに対応することもないので、この副業をしている間は、イライラやモヤモヤが解消されている気がします」

仕事をしながら癒やされるという、なかなか珍しい仕事を手に入れた清水さん。さらに癒やされるために、今では自宅にも観葉植物を置き、きれいな言葉をかけてお世話をしているそうだ。

[文/digiart(デジアート)]

音楽心理学に基づいた〈耳で飲むお薬®〉をはじめ、メンタルヘルスに効果的な音声素材を独自のmeditone®テクノロジーで開発している会社、digiart(デジアート)のライター兼エンジニアです。学生の頃の夢は「ものかき」で、今の夢は「おむこさん」です。アプリケーションのドキュメントから官能小説まで、いろいろ書いてます! あと、アプリも開発していますので「耳で飲むお薬」と検索して私を探してみてください。
https://www.meditone.jp

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