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ビートルズの盗難楽器51年ぶりに発見【世界のショート動画に学ぶ英語とニュース】

「ポールマッカートニーさん行方不明のベースに半世紀ぶり再会」
CBS Evening Newsのショート動画を埋め込み

英国のロックバンド、ザビートルズのメンバー・ポールマッカートニーさんがビートルズ時代から愛用し、1972年(昭和47年)から行方不明になっていたドイツ・ヘフナー社製のベースギター(A bass guitar stolen from Paul McCartney ※CBS Evening Newsより引用)が、半世紀以上の時を経て元の持ち主の手に戻った。このショート動画はその経緯を簡潔に紹介した。

このベースは、1972年(昭和47年)10月にロンドン西部で何者かに盗まれて以来、ずっと行方不明になっていたが、捜索プロジェクトが2023年(令和5年)に本格的に動き出すと多くの情報が集まった。

動画によるとベースは、パブ経営者に盗難後に売られたが本人はすでに亡くなっており、英国に居る義理の娘が名乗り出て返却したという。ニュースでは、その部分を以下のように伝えている。

“It was sold to a now-deceased pub landlord whose daughter-in-low finally gave it back” (CBS Evening Newsより引用)

さらに、英BBCのニュースサイトによると、家の屋根裏部屋からベースは発見され、専門家の鑑定で本物だと確認された。オリジナルのケースに入った完全な状態で、少し修理を施せば再び演奏できるという。

このベースは、1961年(昭和36年)に、マッカートニーさんが当時、わずか30ポンドの値段で買った楽器だが、いまや史上最高値が付く価値ある楽器だと関係者は推定している。

“McCartney is so grateful to all who helped find it” (CBS Evening Newsより引用)

と、動画内で語られたとおり、マッカートニーさんは発見に力を尽くしてくれた全ての人に深く感謝しているそうだ。

Keywords and expressions

Beatles legend:ビートルズの伝説的人物
come forward:名乗り出る、情報提供する
roadie’s【róudiz】van:ロック歌手などの公演に同行する裏方のワゴン車
now deceased【disíːst】:今は亡き
landlord:家主、地主、大家など。この場合は主人、経営者
daughter-in-law:義理の娘
grateful:感謝する、感謝している

[参考]
Paul McCartney reunited with guitar stolen 51 years ago – BBC
The search for Paul McCartney’s Lost Bass

※ 掲載動画の埋め込みはCBSに報告しています。

在京の大手メディアで取材記者歴30年。海外駐在も経験。

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