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能登半島の「半島」は英語でなんて言う?【時事ネタの英単語を語源から学ぶ】

学び

先のとがった(pen)島(island)=peninsula(半島)

新年度に入った2024年(令和6年)。今年は、新年から地震が各地で相次いでいます。特に、石川県の能登半島で起きた大地震は、元日から日本人を驚かせました。The New York Timesなど世界のメディアも一斉に報じています。

この能登半島の「半島」、英語では「peninsula【pənínsələ】」と言います。すごく難しそうな言葉に見えますが、日本人にも身近な「pen」「pencil」と同じ成り立ちを持つとの話があります。

「pen」は先がとがっています。「peninsula」も、海に向かって陸地が突き出しています。能登半島も先端になると、同じ石川県の県庁所在地である金沢市から100キロほど日本海の方に突き出しています。

そのため、能登半島の先端近くを震源とする今回の震災では、石川県内でも被害の程度が大きく異なりました。

ちなみに「insula」とはなんでしょうか。「insula」は「island【áilənd】島」とつづりが似てなくもありません。「pen」+「insula(island)」で、先のとがった島という意味を持つとも考えられるそう。

「pen」そのものの語源は、羽毛の根元の硬い先端から来ているみたいです。

[参考]
※〈ジーニアス英和辞典〉(大修館書店)
※〈マクミラン英英辞典〉(南雲堂フェニックス)
※〈語源でわかった! 英単語記憶術〉(文藝春秋)
※〈とみ単〉(大和書房)
Etymonline

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