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「エモい」物クイズに挑戦。写真のアイテムは一体何だ?

「エモい」アイテムと言えば、何を思い浮かべるだろうか。富士フイルムの〈写ルンです〉を筆頭に挙げる若者も少なくないと思うが先日、この〈写ルンです〉を「シャルンです」と読む女子に出会った。もちろん、正しい読み方は「うつるんです」だ。

もしかすると、一定の年齢に達している人が当たり前に共有している知識が抜け落ちたまま、懐かしくレトロなアイテムが「エモい」と拡散されているケースが他にもあるのかもしれない。

そこで今回は、懐かしくもレトロで、ネット上でも「エモい」と評価されるアイテムをピックアップしてもらい、それらに関するクイズをライターの袴田真由美さんつくってもらった。

その準備のため、日本最大のフリマサービス・メルカリ(東京都・港区)が、カルチャーの発信地である東京・原宿に期間限定(2023年11月29日〜12月3日)で誕生させた〈ウチの実家〉にも足を運んでもらった(以下、袴田真由美さんの寄稿)。

実家にある懐かしくも「エモい」物でクイズをつくってみた

〈ウチの実家〉は、大掃除などで不用品が多く出る年末年始に向けて、メルカリが企画したイベントだ。もともと原宿に存在する建物を使って、誰もが懐かしいと感じる「実家」を、レトロな日用品の数々を並べて再現した空間である。

企画の発案者であるメルカリの山岸香織さんは、今回のイベントをきっかけに不用品が見つめ直され、必要な人の手に渡るきっかけになってほしいと語る。

実家に放置され風景の一部と化した品物の数々を思い出してほしい。ゴミに近い「不用品」となっていないだろうか。そんな「不用品」を処分しようとすればコストもばかにならない。

しかし、メルカリに出品すれば換金の可能性すら生まれる。その潜在的な可能性を「メルカリチャンス」と呼ぶそうだ。

メルカリでは、2023年(令和5年)11月16日(木)11:00〜2024年(令和6年)月1日5日(金)23:59まで、公式アカウント(@mercari_jp)をフォローし「#実家にありそうな懐かしいもの」をX(旧Twitter)に投稿すると、抽選で100名に、2,000ポイントがプレゼントされるキャンペーンも実施されている。

年末の実家は、出品し換金できる可能性が高い。帰省の際は、懐かしい物の画像を投稿しつつ、メルカリチャンスを模索してみてはいかがだろうか?

>>>詳しくはこちら

今回、〈うちの実家〉を訪ねてみて、いろいろな世代の人との出会いがあった。注目するアイテムはそれぞれ違えど、この「実家」を誰もが懐かしいと思い、異世代間で話が盛り上がった。

そんな実家にある懐かしくも「エモい」物でクイズをつくってみた。

基本、若者向けの「エモい」物クイズだが、昭和に生まれ、平成に青春時代を過ごした世代にも懐かしがってもらえるクイズを最後に何問か追加した。全問正解を目指して最後まで読んでみてほしい。

Q1.棚に置かれたテレビのようなモニター。さて、なんでしょう?

答え:米アップル社の初代〈iMac〉

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1998年(平成10年)に日本でも発売開始された。Z世代ではない筆者が初めて買ったPCでもある。このスケルトンカラーがうれしくて当時、毎日眺めていた。この商品のヒットが、後の〈iPhone〉誕生につながっていく。

Q2.戸棚の上にあったこのアイテムは何? 

答え:手書きのイラストや文字を年賀状などにプリントしてくれる家庭用の印刷機〈プリントゴッコ〉(理想科学工業)

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今では、イラストも簡単にプリントアウトできるが、1枚1枚手で書いていた(描いていた)当時の筆者にとっては憧れのアイテムだった。年末の風物詩、年賀状も書く人が減ってきている状況は少し寂しくも感じる。

Q3.こちらのゲーム機。どうやって遊ぶ?

答え:大変な人気を博したエポック社〈バーコードバトラー〉は、専用のカセットなどが不要で、あらゆる商品についているバーコードを読み込みステイタスとするバトルゲーム。

身の回りのいろいろなバーコードが対象になる画期的なゲームだった。今またやってみると新しい発見がありそう。密かに、再注目されているなんて情報も。

Q4.写真と文字が書かれたこのアイテムは何?

答え:小さなサイズのCDを入れた短冊型パッケージ。

直径8センチのシングルCDを入れた短冊型パッケージで、表紙のリーフレットをジャケットと呼んだ。格子の部分を折ってコンパクトな正方形にして収納する派も。

Q5.電話のようで電話じゃない。これは何?

答え:電話の受話器を置くと保留音が流れるオルゴール。

昭和世代には懐かしい。保留音は今では電話に内蔵されているが、回転ダイヤル式の電話機の時代には一家に1台あった。家族が人を呼ぶ声もまあまあ聞こえる。

Q6.このパッドは何?

答え:電話帳。

固定電話の時代には必須だった。今では「スマホ」に全て入っている電話番号だが、かつては、電話帳に書いた番号を自分で押してかけた。

親しい人の番号は暗記していた。家族の誰が出るか分からないドキドキ感は久しく味わっていない。思えば、交友関係が丸分かりだった時代である。

Q7.一世を風靡(ふうび)したこれ、何?

答え:ロデオマシーン。

乗馬のような動きで筋肉を鍛えるフィットネス機器である。その他、洗濯物を干されがちなぶら下がり健康器などが〈ウチの実家〉には置かれていた。あらためて見直すと、正月太りの解消などにも一役買ってくれそうなアイテムである。

以上、何問正解できただろうか。実家にある懐かしい物、知っているようで知らない物もあったのではないだろうか? 

今回の年末年始は「不用品」に目を向けてみてはどうだろう。自分にとって不要な物が、誰かの大切なコレクションに生まれ変わるかもしれない。

楽しいことを日々探し続けているぐうたらライター。最近はフェスやライブに行くのが趣味。

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