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ブルーハムハムは何のキャラ?海外SNSでも超話題「宇宙ハムスター」完全ガイド

コラム

「ブルーハムハム」を知っているだろうか。見ているだけで癒やされる宇宙ハムスターのキャラクターたちだ。

ブルーハムハム

若者を中心にすでに人気ではあるものの、まだ出会ってないならぜひ知ってほしい。すでに、海外アーティストやさまざまなブランドとのコラボレーションを果たし、多数のグッズも展開されている。

今回の記事は、そんなブルーハムハムの基礎情報からお勧め作品までを、ライターの林美由紀が徹底紹介する(以下、林美由紀の寄稿)。

ブルーハムハムってどんなキャラクター?

ブルーハムハムとは宇宙ハムスターの4兄弟

ブルーハムハムとは、くるっとしたキュートな目とヘッドフォンが特徴的な生き物だ。彼らは、ただのキャラクターにあらず。動き回る上に楽器も弾く。

まずは、オフィシャルのプロフィールから見ていこう。

“「ブルーハムハムは、音を食べる宇宙ハムスターの4兄弟。
惑星”プロキシマb”からやってきた小さな生き物。
地球旅行の途中で迷子になってしまい、
人間に拾われて研究施設に保護されている。
果たして故郷に帰ることができるのだろうか。”

ブルーハムハム公式サイトより引用

ブルーハムハムとは、音を食べる生き物

植物が光合成を行うように、ブルーハムハムは音からエネルギーを吸収する。全身を覆う特殊な青い細胞が、空気の振動を捉えてエネルギーに変換するらしい。

ブルーハムハムとは、音を可視化できる生き物

より多くの音を見つけて食べるために目が驚異の進化を遂げた。音を可視化できるのだ。

そんな彼らにとって楽器演奏は人間の自給自足に近い。自ら奏で、自ら食す。サステイナブルだ。今日も、どこかで4匹は、仲良く楽器を奏でている。

ブルーハムハム初心者のためのお勧め動画3選

ブルーハムハムは音楽を奏でる生き物

一度見始めると、何もかも忘れてその世界に没入させられてしまう中毒性の高い動画も公開されている。

実際に彼らがどのように過ごしているのか、仕事にプライベートに忙しい若者のために、bizSPA!フレッシュ編集部で見逃し厳禁の作品を3つ選んでみた。初心者は真っ先にチェックしてもらいたい。

寄せ鍋カルテット

その姿のかわいらしさ、モチッとしたフォルムだけが彼らの魅力ではない。

1つ1つの動作や表情が作品内では豊かに描かれていて、それぞれが役割を持ち、協力したり、助け合ったりしながら、一生懸命に音楽を奏でている姿を垣間見られる。

雨音カルテット

宇宙ハムスターたちが奏でる音楽は、おしゃれでクールだ。さまざまなアーティストとコラボしている作品が多い理由もうなずける。彼らが演奏し始めれば、音楽やアートの扉が開き出す。

中には、ヒグラシやカラスなどの声が入っている作品もある。ヒグラシとは念のため、セミの一種だ。「カナカナカナ」と鳴く。夕暮れ時や夏の入道雲を想起させられる。

新しくてクールなのにどこか懐かしい。ノスタルジックな感覚が呼び覚まされる瞬間がある。

レモンソーダカルテット

作品は、何度見ても発見がある。1回目は、あらゆる芸術分野の初学者と変わらず、形や色にしか反応できないはずだ。「かわいいな」「かっこいいな」「音楽いいな」と。

しかし、2回目、3回目と鑑賞の回数を重ねると解釈と理解が深まり、次々に新しい発見が生まれる。

「細部に神が宿る」という言葉を思い出させてくれる。それくらい、アニメーションや設定が細かくつくり込まれている。

初見で見落としていたこだわりに気付けた時は素直にうれしい。その結果、見てしまう。何度でも。

SNS(会員制交流サイト)でも「ブルーハムハム可愛すぎる」「めっちゃ好き」「ブルーハムハムのグラサン推しです」「無心でブルーハムハム聞いてた」「中毒性ある」「グッズ欲しい」「○○とコラボしてくれないかなぁ」などブルーハムハムのとりこになった人たちのコメントがあふれている。

ここまで記事を読み進めた読者諸氏はきっと、その仲間入りも近い。

ブルーハムハムの作者は有村泰志(Arimura Taishi)

ブルーハムハム!

「ブルーハムハム」を世に送り出した作者は有村泰志(Arimura Taishi)だ。1993年(平成5年)に兵庫県に生まれている。

グラフィックデザイナーを経て作家活動を始めた有村は、アニメーションとグラフィックを軸にキャラクターの世界観を表現する。

ブルーハムハムたちはCGアニメーションではない。作者本人が手書きで制作している。その事実を裏付けるラフ画も入手した。以下に掲載する。やがて、美術館に展示される原画であろう。

ブルーハムハム!

アニメーション制作過程ラフ画 

世界に、宇宙に、音楽やかわいい姿を届けてくれる

ブルーハムハムの夢は地球の全ての音楽を味わうこと

「ブルーハムハム」の魅力はすでに、国内外に存分に知れ渡っている。

それでも、ウィリアムシェイクスピアを知らない人が居るように、アンディーウォーホールを知らない人が居るように、ジョンレノンを知らない人が居るように、ブルーハムハムを知らない人もまだ居るはずだ。

そこで今回はあえて、ブルーハムハムについてゼロから紹介してみた。

気になった読者は、公式サイトやX(旧Twitter)のブルーハムハム公式アカウントをチェックしてみるといい。

日本や世界を飛び回り、人々を癒やしてくれるブルーハムハムが、地球上のおいしい音をたくさん食べられますように。今後のさらなる活躍を願う。

公式サイト:https://bluehamham.com/

画像提供・取材協力:CHOCOLATE Inc.

ライターときどき編集。FMラジオ放送局、IT系での仕事人生活を経て、フリーランスライターに。日本語が好き。辞書を引くのが好き。レトロなものが好き。最近はおもしろいアニメや漫画探し、ダンスの動画視聴にハマっています。好きな食べ物はわかめとヨーグルトで、書くジャンルは雑多です。

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