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遊戯王、ポケモン…空前のブーム「トレカ市場」人気の秘訣は?1枚580万円のカードも

コラム

 半年で3倍以上の値が付いたり、億超えカードまで続出しるトレカ市場。新しい資産形成のひとつとして、人気を集めていた。ホットな市場のいまをお届け!

トレカショップ

資産を増やすために仕事終わりに実店舗へ訪れる人も多く、この日は10万円のカード購入者が6人!

資産形成の手段として拡大したトレカ市場

 遊戯王やポケモンカードといった誰もが知るトレーディングカードの売買がいま、一部で熱狂的な人気を集めている。トレカオークションを運営する「トラストハブ」にてマーケティングを担当する畠中俊輝氏が話す。

畠中俊輝氏

畠中俊輝氏

「トレカはコレクション目的に集めるだけでなく、資産形成の手段として目下市場が拡大しています。数年後に価値が上がると判断したものを長期保有するのが王道。ここ2年でブームになっています」

 中古市場の活況ぶりは、数字を見ても一目瞭然だ。リサイクル事業を手がけるオークファンの調査によれば、トレカの平均落札額は5年前と比べてなんと2.6倍(5507円)に高騰。畠中氏が言う。

「メルカリなどのフリマアプリの普及で、個々人が売買しやすくなったのが大きいですね。コロナ事情もそこに加わり、トレカの資産形成市場の拡大に拍車をかけたのです」

初心者でも真似できる情報収集&購入法とは?

 トレカで10万円を10年で、500万円まで増やしたという古口裕人さん(20代・仮名)は次のように語る。

古口裕人氏

古口裕人氏

「新型コロナの拡大で対面でのカード対戦ができなくなり、戦場はアプリなどのデジタルに移行。アプリでは使えない紙のカードは、意味がなくなると思われました。ところが、逆に希少価値が増し、コレクター向けに人気を集めたんです。結果、投資としてトレカを買う人が増えていきました」

 では、どのようなカードが“狙い目”なのか。各々のカード傾向を古口氏が解説する。

遊戯王の場合、1999年に発売された初期カードを保有しているだけで、2年間で30万円が70万円になっています。また、遊戯王などの原作で主人公の右腕となったキャラのカードは値が崩れにくいです」

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