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遊戯王、ポケモン…空前のブーム「トレカ市場」人気の秘訣は?1枚580万円のカードも

コラム

情報収集はTwitterが主流

トレカ

 遊戯王の情報収集はTwitterが主流。Twitterで名前の後に『@YP』とつくアカウントをチェックし、爆アドと検索をかける。遊戯王でいま何が高くなっているのかの最新情報が見られるという。前出の古口氏が語る。

YPはコアな遊戯王プレイヤーの略で、爆アドは『爆発的なアドバンテージ』の意味。自分の成功体験で言うと、10年前にこれからアジアでも遊戯王熱が盛り上がると聞いていたので、旅先で10箱(一箱30パック入り)を買ったんです。

 目論見は当たって、久しぶりに相場を見てみたら価値が10倍上がっていたので、売りに出しました。仕入れ値は合計5万円で、結果的に50万円で利確です。日本株と同じく、長期保有で資産運用をするカードだと感じました」(古口氏)

有名絵師が担当するトレカは狙い目

 資産価値が高いのは遊戯王だけではない。

「ポケモンは、4年に一度出る新作シリーズの新キャラのカードが出るので、それを保有しておくことがオススメ。特に女性キャラ。パックを買い占めたり、メルカリなどで安価で転売されているのを見つけ、買うのがセオリーです。3年前に4万円で買ったものが、最近50万円で売れました」(古口氏)

 鉄板で値上がりが見込める黄金パターンも存在する。前出の「トラストハブ」畠中氏はこう話す。

「多くのトレカが最近、有名絵師(=イラストレーター)さんにカードデザインを描いてもらうことが多いんです。萌えキャラで人気のさいとうなおきさんが担当するトレカは全部狙い目ですね。1枚50万円超で取引されることも

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