空前の輸入植物ブーム。低リスクで稼ぐには？

　2位は輸入植物の栽培。趣味も兼ねて多くの観葉植物を育て、オークションなどで販売もする藤原健太さん（仮名）に話を聞いた。

単価2万円で販売する植物を150本輸入した際の写真

「従来のマニアに加えて、おうち時間の増加で観葉植物に興味を持つ人や、投機目的の新規参入が増加しました。ヤフオクなどでは希少なものになると一株300万円で取引されています。さながら現代のチューリップ・バブルですよ」

自分で輸入するのは利益も大きいが……

　だが、自分で輸入するのは利益も大きいがハードルも高い。

ヤフオクで取引される輸入植物。なかには数十万の値がつくものも

「空輸は最低100万円掛かるので共同購入が一般的ですが詐欺も多い。また、空輸された植物は防疫のため、根と土が落とされた仮死状態で届き発根確率は半々。手続きに不備があれば税関で焼却処分されるリスクも。

　なので初心者にオススメなのは輸入を避け、ヤフオクでベアルート株（根がむき出しの状態の株）を買って再生する方法。グラキリスという発根管理の難易度の低い品種の株を1株1万円で購入し、発根させれば2万円で売れます。動画サイトで解説を見ればホームセンターで販売されている活力剤を使うだけで手軽に再現可能です。慣れれば90cmの4段スチールラックに最大240個並べられるので、月100万円超稼ぐことも可能です」

　空前の輸入植物バブル。乗るならまさに今かもしれない。