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iFaceがモバイルバッテリー市場に参入。“毎日持ち歩きたくなる”を形にしたSafePaq

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10月6日、スマートフォンケースをはじめとしたモバイルアクセサリーブランド「iFace」を展開する『Hamee株式会社(以下、ハミー)』は、10月14日より一般販売されるモバイルバッテリー「iFace SafePaq」第一弾の製品発表会を行った。会場では同社 執行役員 兼 モバイルライフ事業部 事業部長 諸星直樹さん、製品アンバサダーを務めるアイドルグループ・iLiFE!らが登壇し、製品の特長やコンセプトをはじめ、約15年にわたってスマートフォンケースを軸としてきたiFaceが、モバイルバッテリー製品の展開を行う理由が語られた。

安全性と使いやすさを両立するSafePaqの機能

SafePaqの機能的な特長は大きく分けて3つ。半固体リチウムイオン電池の採用、外周に取り付けられたフチ高のTPUバンパー、急速充電だ。

一般的なモバイルバッテリーなどに使用されているリチウムイオン電池は、内部に電解液を使っているが、半固体リチウムイオン電池はその名の通り、電池内部の電解質の一部がゲル状・半固体状になっている。液漏れや燃え広がり、または内部の急激な温度上昇を起こしにくく、昨今頻発しているモバイルバッテリーの発火事故への不安を軽減するために採用したのだという。

また、内部に搭載されたNTCセンサーにより電池セルの温度を常時監視する。充電時は5~45℃、放電時は-10~55℃を閾値とし、異常な温度を検知すると自動的に動作を停止する設計がされている。10000mAhモデルにおいては、内部チップが70℃に達すると入出力の最大値を30Wから20Wに抑え、本体表面温度の上昇を抑える制御も組み込まれている。

さらに製品の安全性を高めるのが、外周に取り付けられたフチ高のTPUバンパーだ。TPUとは「熱可塑性ポリウレタン」という素材で、プラスチックよりも柔らかくゴムよりも強度を持つ。一般的なPPやポリカーボネート主体のモバイルバッテリーに対して、外周をTPUで覆う設計はiFaceのケース開発実績から応用したと担当者は話す。これにより、モバイルバッテリーの主な発火要因である外部からの衝撃を軽減できる構造だ。

安全面だけでなく、実際の使用を想定した機能も充実している。本製品の充電出力は、5000mAhモデルが最大20W、10000mAhモデルが最大30Wであり、急速充電機能を実現。また、ケーブルを刺すだけで充電が開始される「ウェイクアップ機能」も搭載し、必要なときにストレスなく充電を行える。

iFaceが目指す、モバイルバッテリーの“日常化”

初めてスマートフォンが世界に登場してから10余年。現在では単なる電話やメールを行うための端末にとどまらず、支払いや地図、チケットの表示、写真・動画の撮影など、日常生活のさまざまな場面を支える存在となった。それ故に、近年では外出先での充電切れを防ぐモバイルバッテリーの重要性が注目されているが、実際は「所有してはしているが、日常的に持ち歩いていない」という人は意外と多い。

クロス・マーケティングが2025年10月に、全国の20~60代男女1,100人を対象に行った調査では、モバイルバッテリーの所有率は52.8%と過半数を超えた一方、外出時に持ち歩く人は35.8%にとどまった。所有はしていても持ち歩き率には乖離がある。ハミーはこの点に注目し、SafePaqをもってその壁を超えようとしている。

Hamee株式会社 執行役員 兼 モバイルライフ事業部 事業部長 諸星直樹さん

「モバイルバッテリーはこの10年間で確実に進化してきました。小さくなり、速くなり、そして容量も増えました。しかしながら、持ち歩きたくなるものにはなっていません。バッグの中でも見つからない、服やバッグに合わない、持っていること自体を忘れる。そして必要な日に限って家に置いてくる。私たちが向き合いたい課題は、『安心は持っていなければ機能しない』ということです」(諸星さん)

これらの課題に対して同社が出した答えの一つが、“毎日持ち歩きたくなるモバイルバッテリー”として設計することだ。

引用:PR TIMES/【iFace】新シリーズ「SafePaq」半固体電池モバイルバッテリーのアンバサダーにiLiFE!が就任(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001708.000009971.html)

SafePaqシリーズ第一弾となる製品は、全16色という豊富なカラーバリエーションと、バッグの外側に取り付けられるカラビナが付属している。自身の好きな色や気分に合わせたカラーのものを選び、それをファッションの一部として取り入れることで、見せるものという楽しみ方ができる。「推し活のように、好きな色を選んでして自由に楽しんでほしい」と諸星さんは話す。

「モバイルバッテリー市場には国内外を含め、長年やってきた強い競合がいらっしゃいます。そのなかで、私たちは単純に機能性や安全性の領域だけで戦おうとは思っていません。もちろんそれらはしっかりと踏まえたうえで、ファッションや推し活といったカルチャー要素を絡めて差別化をしていく考えです。約15年間、スマートフォンケースを通じて培ってきた性能やデザイン性など。iFaceならではのDNAを、今度はモバイルバッテリーにも生かしていきたい」

スマートフォンが公私ともに重要なインフラとして役割を果たす現在。それを支えるモバイルバッテリーは、いわばお守りのようなものだ。近年では場所を問わず大規模な災害も増えてきている。持ち出すことが一般化すれば、そうした緊急時においてその存在感はさらに大きなものにもなるはずだ。

安全性と機能性に加え、“持ち歩きたくなる”という価値を加えたSafePaq。その発想が、モバイルバッテリーとの付き合い方を変えるきっかけになるかもしれない。

5000mAhモデルは税込6,380円、10000mAhモデルは税込8,580円。10月10日よりiFace原宿店で先行販売し、10月14日から全国で順次販売される。


株式会社Hamee
1997年創業、1998年設立。神奈川県小田原市に本社を置く、スマートフォンアクセサリーを中心としたメーカー。モバイルアクセサリーブランド「iFace」をはじめ、コスメブランド「ByUR」、ゲーミングアクセサリーブランド「Pixio」などを展開する。商品の企画・デザイン・製造・販売までを一貫して手がけるほか、米国・中国・韓国でのEC事業や、廃プラスチックを活用する脱炭素関連事業にも取り組む。東証スタンダード上場。代表取締役社長は水島育大氏。


取材・文:土田洋祐

bizSPA!編集部

美味しい料理や、素敵な音楽に出会ったときに生まれる仕事へのモチベーション。
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