ディルスープ×オートミール料理を食してみた

「ディルスープ」は馴染みがないかもしれないが、香草のディル、トマト、ズッキーニなどの乾燥野菜が入った粉末状のスープの素だ。カルディコーヒーファームの製品で、価格は64グラム入り268円ほどで、ネットでも気軽に購入できる。

　実際にこのレシピで調理し、食してみると、少し具が多いエスニックスープみたいで、確かに美味だ。

オートミールを入れたディルスープ。一食分の食費はなんと100円にも満たない

「別に『ディルスープ』でなくていんですよ。スープの素なら、コーンスープでも、オニオンスープでも、和洋中の味をお好みで試してみて下さい」

　これなら、毎日違う味を楽しむことができ、飽きることもなさそうだ。また、オートミール自体、庶民的な食材とあって、かなり安価に入手できる。アメリカで最も有名なクエーカーオーツの製品なら、2700円程度の価格で約4.52キロ入りのものを購入できる。このオートミールに先ほどの「ディススープ」の素を加えたレシピの1食あたりの材料費は、なんと100円にも満たない。

クエーカーオーツのオールドファッションオートミール

自分流にアレンジも。NY在住の人気モデルは…

「レシピのバリエーションが豊富で自分流にアレンジでき、工夫次第で経済的なのも、オートミールの特徴ですね」

　もちろん、お金に糸目をつけなければ、手の込んだレシピにも挑戦できる。ニューヨーク在住の人気モデル、サン・ブロエさんの朝食は、オートミールを水で煮て、卵白卵2個分、亜麻仁シード、チアシード、ファイバー、ブルーベリー、ザクロの実、桑の実、ピーナッツバター、プロテイン、ピーカンナッツ、ヘーゼルナッツを加えるというリッチ・バージョンだ（YouTubeで視聴可能）。

「ビタミン、プロテイン、繊維質がとても豊富な、（モデルの体型を維持するための）プロフェッショナルなレシピですね」と感心するたかはしさんだが、あなたにファッションショーのランウエイを歩く予定がければ、ここまでやる必要はないだろう。