「何してるの？」は返しにくいと思われてる

「今、何してるの？」と送るのは最悪

　会話を始めるのに「今、何してるの？」と定型文のように送ってしまうのも、アウトかもしれません。

「この手のLINEは未読無視することが多いです。LINEを送るほうは探りのつもりか、気遣ってるつもりなのかもしれませんが、LINEを受け取る側からしたら、相手の目的が分からないから『飲みに行こう』と言いたいのか、『通話しよう』なのか、『暇つぶしに付き合って』なのか、何パターンも考えて、結局面倒くさくなっちゃうんですよ」（Y子さん、以下同）

　マッチングアプリ経由で知り合った人だと、返信が来るまで、短文でLINEを送り続ける人もいるそうです。

「多くの人は、仕事をしていたり、家事をしていたり、すぐにLINEを返信できない場合も少なくありません。スマホを見たときに、大量の通知が来ていたら、男性だって背筋が寒くなりますよね。男らしくストレートに『飲みに行こう』『LINEに付き合って』など目的をはっきり言ったほうが誘いに乗りやすいです」

LINEを送るときは気持ちを落ち着けて

　つい舞い上がってしまって、先走った内容のLINEを送ってしまった男性も多いそうです。

「マッチングアプリ経由の人はもう、バーチャルな出会いだから諦めていますが、合コンとか共通の知り合いを介した出会いとかであっても、性欲を全開にしたLINE送ってくる人多いですよ。『マッサージしてあげたい（笑）』『家、泊まりに行きたい』とか、周囲にバレないと思ってるのでしょうか」

　しかし、出会いの場で出会った男性に言われるのはまだマシで、最悪なのは「仕事関係で知り合った人」だそうです。

「仕事関係の人が性欲丸出しで誘ってくるのは、本当に辞めてほしいです。自分のことを低く見られていると思って凹みますね。仕事相手だと気を遣わなければいけないこともあってむげにはできませんし」

　最後にY子さんに、どうすればキモいLINEをしてしまわないか尋ねてみました。

「焦りすぎないことじゃないですかね。とくに男女関係でリードを握っているのは男性の場合が多いと思います。だから、嫌悪感を抱いたとしても女性はストレートに表現できず、穏便に済まそうとしてしまうことも多いので、男性は気を遣って察してあげてください」

― 特集・20代男子がもらった／送ったウザLINE ―

＜取材・文／bizSPA!取材班＞