日本が世界に誇るカルチャー、漫画。子供の頃はよく読んでいたという人も、社会に出てからは忙しくて手に取る時間がなくなっているかもしれません。しかし、世間ではアニメ化やドラマ化、実写映画化されたような名作、人気作から知る人ぞ知るような隠れた名作まで日々、優れた漫画が生まれてきています。

大学生の小林茉鈴さん

　美人モデルが「私の人生を変えた漫画」を紹介していくウェブサイト「美女マンガ」より、とっておきの作品を紹介。今回は、大学生の小林茉鈴さん（@mrn_piyo）のおすすめの一冊です！

『キングダム』ってどんな作品？

　紀元前3世紀、未だ統一されない古代中国の春秋戦国時代末期を舞台にして、後の始皇帝となる秦王政と、秦の武人である主人公・信の活躍を中心に描く。

　時は紀元前――。いまだ一度も統一されたことのない中国大陸は、500年の大戦争時代に突入。苛烈な戦乱の世に生きる少年・信は、自らの腕で天下に名を成すことを目指す……！

　2013年、第17回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞。山﨑賢人、吉沢 亮、長澤まさみ出演で映画化、アニメ化もされた大ヒット漫画！

主人公が武功を上げていく姿に感動

――この本はどういうストーリー…??

小林茉鈴（以下、小林）：キングダムは500年もの間、大戦争時代だった中華西方の国・秦を舞台にした物語です。戦争孤児で奴隷の身分であった少年・信と漂は、天下の大将軍になるための修行を積んでいましたが、漂が秦の王の身代わりとして殺されてしまいます……。

　漂との約束である天下の大将軍になるという夢を胸に信は、中華統一を目指します。信が最初は歩兵だったのが武功を挙げ、自分の部隊である飛信隊を立ち上げ、さまざまな敵や身内同士で戦うという、王道の少年マンガです！

――気になったシーンはありますか？？

小林：主人公である信が戦争孤児という身分が低い存在でありながらも、初戦から武功を上げていき、歩兵からどんどん出世して、将軍に迫っていく姿は感動的で、とても面白いです！
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　キングダムの魅力は史実に基づいたところです。歴史をあまり知らない人でも勉強になります。また男気や友情、野望、知略や謀略…これらが描かれている点に惹かれますね。また、たまに出てくるギャグ（笑）などもバランスよくて、読み進めるのが楽しくなるのもこのマンガの魅力だと思います！

知力・武力ともにトップクラスの人物とは？

――気になるキャラクターはいますか？

小林：信、王騎将軍、桓騎将軍ですね。

――そのキャラクターを選んだ理由は？

小林：信は初めは細くて戦うこともできなかったのですが、“勝ちたい”という情熱を持って稽古に励み、体つきも大きく成長し、リーダーシップという面で皆がついて行きたくなるような魅力を持っているところですね。

　王騎将軍は知力・武力ともに、キングダムに登場するキャラクターの中でトップクラスの存在だと思います。信の目標となる「最強の武将」として君臨し、信に対して間接的なミッションを与えつつ、信が成長するサポートを陰で行っているところに惹かれますね。

　桓騎将軍は元野盗の将軍であるため、一風変わった手段で戦うところに興味が湧きました。あと、見た目がかっこいいです（笑）。

推しキャラの運命にドキドキ…

――『キングダム』、どういうところに注目して欲しいですか？

小林：さまざまな伏線が存在しているマンガなのでちょっとしたキャラの動きや表情まで注意深く読み込んで欲しいと思います！ また、戦闘シーンがやっぱり多いのでそこもポイントですね。あとかっこいいキャラもたくさんいるので自分の“推し”を見つけてみるにもいいと思います！

　あと戦闘シーンの画力がすごい魅力的！ 1人ひとりの存在感と臨場感が飽きません。戦争マンガなので、「もしかしたら私の推しが死ぬかも……」とドキドキしながら読むこともできる、そんな点もこのマンガが持つ魅力かもしれません。

――どんな人にオススメしたいですか？

小林：老若男女問わず見て欲しいですね。実話に基づいたお話なので、中国史がわからない人でも分かりやすく、理解しやすい内容です。また、まだ完結していないので、次の新刊の発売を楽しみに読み進めることもできます。また、アニメ化や映画化もされているので、まずはそこから興味持ってマンガを読み進めても決して遅くはないと思います！

＜TEXT／美女マンガ編集部　撮影／みよしのぞみ＞

【モデルプロフィール】
・名前：小林茉鈴
・生年月日：4月20日
・出身：京都府
・職業：大学生
・趣味：読書、美容研究、メイク
・他に好きなマンガ：「バキ」
・Instagram：@mrn_piyo