友人からの喝で一念発起するも…

　悶々とした日々を過ごしていると、合コンに誘ってくれたHさんからLINEが送られてきました。積極的になれないことを打ち明けると、Hさんは喝を入れてくれ、五十嵐さんは積極的に動くことを決めたのです。

「『グイグイいかないと他の男に取られる』って言われて焦りました。だからその後からどんどんLINEするようになったんですが、次第にKさんからの返信は減っていって……しばらくしてから一切LINEを送ってくれなくなってしまったんです」

　せっかく積極的になる覚悟を決めたにもかかわらず、Kさんはそれをあざ笑うように返信をくれなくなり、五十嵐さんは落ち込みました。その後も何度かLINEをしてみるも、やはり返信はありません。

久しぶりに連絡がきて結局は…

　それから1か月ほど経ったある日、突然、KさんからLINEが送られてきたのです。喜んだのもつかの間、その内容に五十嵐さんは落胆してしまいました。

「彼女は婚活をしていたようです。『いい人が見つかって付き合うことになった。だからもう連絡できない』っていう連絡だったんです。婚活していたのなら、僕が積極的に行けば、ちゃんと付き合うことができたかもしれないって後悔しかありませんでした」

　後悔しても時すでに遅し。Kさんに彼氏ができてしまい、結果的にフラレることとなった五十嵐さん。ほろ苦い体験をしてしまい、これをきっかけに女性には自分からアプローチすることを固く誓ったそう。

「今までの彼女に『奥手すぎて不安』『つまらない』と、さんざん言われてきたはずなのに、ここぞというときに積極的になれなかった自分が情けないです。次は後悔しないような恋愛をしたいと思います」

＜TEXT／つる＞