百貨店は接客がしつこくて怖い？

「服はGU、ZARAなどファストファッションで、流行っている服に似たものを探します。スーツもUNIQLOで買っています。今は、OLっぽいファッションも、GUで揃うので困らないですね」

　いまでも全国各地に高級百貨店が点在していますが、ファッション雑誌で働く愛理さんは関心ない様子。百貨店を利用する機会はあるのでしょうか。

「百貨店には、親と一緒の時にしか行かないかもしれません。とくに欲しいものがないし、接客がしつこくて怖いイメージがあるんです。コスメに関して言えば、BA（ビューティーアドバイザー）がいる対面販売は、熱心に勧めてきそうで苦手ですね」

　ネットショッピングが当たり前となった現代。対面販売は、敬遠される傾向にあるのかもしれません。

定価で購入せず、ネットで1円でも安いものを探す

　愛理さんのような若い世代は、女性誌からではなくネットやSNSから、ファッションやメイクの情報を取り入れるのが得意なようです。

「今は、対面式販売のコスメブランドで買わなくても、メイクのテクニックは、YouTuberの動画でマネできます。人によっては、メイク前の素顔を公表している人もいて顔が激変するんです。

　あと、使っているコスメも、ドラッグストアや、東急ハンズなどで数千円台で買えるようなものなので、チャレンジしやすいです」

　まさに、時代は紙から動画へ。ネットで金額なども比較できるため、そのまま定価で買う機会はないようです。