モチーフにするのは有名人だけではない

家族に大いに喜ばれた「カニを食べるおばあちゃん」

──では、喜びはどんなところにありますか？

堀ノ内：モチーフに有名人だけでなく、ご家族などの顔でオーダーを受けることもあるんですよ。ご自身のおばあちゃんが、手づかみでカニの足にかぶりついている写真で「これを作ってください」と言われて作ったことがありました。納品後、おばあちゃんの前で初めて着て見せている写真とムービーが送られて来たんですが、購入者さんとおばあちゃんが一緒に大笑いしていて、僕まで楽しくなりましたね。

──いい贈り物ですね！

堀ノ内：最近だと現役力士の石浦関からオーダーいただいて、3人のお子さんの顔が大きくデザインされたセーターを編んだんです。石浦関は、それを奥様にプレゼントしたそうなんですが、お礼のメールに「妻が、生まれてきて1番嬉しいプレゼントだと言ってくれました」とあったので、嬉しかったです。

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　唯一無二の作品を生み出し続けるニットの超人「編み物☆堀ノ内」。多産できないことから、オーダー生産は1年以上待ちだというが、話を聞いてさらに手に入れたい欲求が増してきてしまった次第だ。

＜取材・文／Mr.tsubaking　編集／ヤナカリュウイチ（@ia_tqw）＞

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