今でも妻の尻に敷かれ、余興を後悔する日々

　森永さんと元彼女が、別の合コンで知り合い、付き合っていたことを妻と妻の友人は知っていました。

「Facebookの当時の投稿は、すべて削除して、バレることはないと安心しきっていたのですが、すべてお見通しでした」

　友人たちとの2次会でも、新婦はしらーっとした態度で不機嫌。森永さんの友人は「なんで機嫌悪いの？」と心配してくれたようですが、「もはや飲むしかない」と、やけ酒に走ります。

「その夜、僕は泥酔してしまい、新居に戻らず、ビジネスホテルに泊まりました。今は友人に間に入ってもらい、新居にも無事戻れましたが、あの日からずっと尻に敷かれっぱなしです」

　今でも森永さんはそう嘆いています。何気ない結婚式の余興がまさかこんなことになるとは、一度も考えなかったでしょう。

― 結婚式はツラいよ ―

＜取材・文／夏目かをる　イラスト／小池祐子（@ikeko322）　取材協力／矢加部英達＞