登録さえ済めば明日働きたいと思っても間に合う

　では実際、これらのアルバイトに応募するとなると、どのような手続きが必要なのか。

「バイト先に直接応募するか、毎回派遣会社を通す2パターンがあります。派遣会社だと現場が替わるたびに身分証明や口座を登録する必要があるので、直雇用より手間がかかります。一方、派遣会社を通すほうが時給も高い傾向にありますので、自分に合ったほうを選ぶといいでしょう。派遣会社の登録の手順は、デイワークサービスに登録して身分証明や口座登録を行えばOK。それが済めばすぐに働けます」

　登録さえ済めば、明日働きたいと思っても十分に間に合う。その手軽さが単発バイトの魅力だ。

「ただし、単発バイトを選ぶ際に意外と盲点になるのが、勤務場所です。今は地方のイベントも多いのですが、時給の高さに引かれて応募したものの、現場が遠くて移動時間を含め時給換算したらそんなに割がよくなかったということも。あとは純粋に体調です。普段デスクワークしかやられていない方は、急な肉体労働によって思わぬ体調不良に見舞われてしまう可能性もあるので注意しましょう」

求人サイト担当おすすめ単発バイト

採用難易度高☆☆☆
● コールセンター【時給1450円】
電話・チャットで顧客への受け答えや、商品の売り込みを行う。マニュアルはあるが、慣れが必要で採用難易度は高め

採用難易度中☆☆
● イベントスタッフ
設営や運営【時給1250円】
コンサートやライブの設営や雑務を担う。現在はコロナの影響で都心でのイベント開催数が少なく、地方がメインなので遠征がネック

採用難易度低☆
● 引っ越しや事務所移転【時給1300円】
肉体労働系の中でも時給が高め。その分キツイ。朝も早く完全な力仕事なので体力に自信がない人は×。夏はこまめな水分補給が必須

● 工場内の製造補助（食品工場）【時給1180円】
ベルトコンベヤから流れてくる商品の組み立てや箱詰めといった軽作業がメイン。蒸し暑い工場で単純作業をこなせる精神力が必要

● 倉庫内軽作業　仕分け、梱包【時給1150円】
主な作業は倉庫に保管されている指定の商品をピックアップする「ピッキング」と「仕分け」。夜勤の募集も多い

● デリバリー【時給1150円】
バイクや電動自転車で飲食店の食事を個人宅などへ運ぶ。バイクなら当然免許が必要。土地勘のある地域なら効率的に配達が行える

● コンビニ【時給1050円】
専属でなく、人手が足りないコンビニのピンチヒッターとしてスポットで働く。レジ打ちなどはスキルが求められるため経験者が有利