毎月決まった月収は手にしているものの「あと数万円手取りが増えれば」と思うことはないだろうか。そんな人が、手堅く稼げるのが単発アルバイト。ノースキルでも確実に稼げるおすすめの職種とは……？

思い立ったらすぐ働ける単発バイトが人気。平日は会社員、休日は単発バイトに精を出すダブルワーカーは増えているという※画像はイメージ（以下、同じ）

　投資で一獲千金を夢見るのもいいが、そもそもまとまった余剰資金と時間が必要な上に、必ず勝てる保証もない。もらえる金額は少なくとも、着実にお金を稼ぐなら週末アルバイトが最も確実な方法だ。

土日で3万円を得るにはどんな仕事を選べばいい？

データ提供／ショットワークス

　短期単発アルバイトサイト事業を手がけるツナググループ・イノベーションズの加藤寛康氏は、「正社員として働きながら当社のサービスを利用されている方は、2年前の6月時点で18％だったのが23％、25％と年々増加してきています。単発で働けるギグワークがメジャーになったことに加え、やはりコロナの影響が大きいのでしょう」

加藤寛康氏

　と、概況を語る。グラフを見ると、多くの人が月3万円以上の稼ぎを望んでいるが、週末の土日で3万円を得るには、どんな仕事を選べばいいのだろうか。

「おすすめはノースキルでもできる肉体労働です。週末だけとなると雇用側も勤務時間を教育だけに費やすのは非効率的なので、肉体労働などの単純作業は求人をかけやすい。1日だけで完結するスポットは日程の融通も利きますし、煩わしい対人関係に悩まされることも少ない。しかも、自分に合った仕事をその都度選択できるという点で非常に優秀です」

夜勤で働けば日給1万5000円以上稼ぐことも

　一方、肉体労働に比べて採用難度が高いのが、コールセンターやコンビニバイトなど。

「こちらは経験者のほうが採用されやすい傾向にあるため、初心者は少し不利。ただ、コールセンターは他の単発バイトに比べて時給が高いというメリットがあります」

　コールセンターは肉体労働が苦手な人にとってはおすすめのアルバイト。初心者でも1回現場に入ってしまえば、“経験者”となる。積極的に応募して、仕事をマスターするといいだろう。

　単発アルバイトは首都圏なら時給相場は1100～1500円程度だが、夜勤で働けば日給1万5000円以上稼ぐこともできる。