早く行って旬を伝えたい某テーマパーク

――今は、コロナ禍や緊急事態宣言でお店での飲酒ができないかなと思うんですけど、大丈夫ですか？

酒村：お酒の提供は今どこの店もなくなっちゃっているので、ツラいですね。5月19日に「西武園ゆうえんち」（埼玉県所沢市）が昭和の世界になってグランドオープンしたので、ビアホールに行って楽しみながら動画撮りたいなと思っていたんですけど、お酒は飲めないみたいで。

　早く行って旬を伝えたいのに、なんとも言えない。なので昨日は、おうちで映画『ALWAYS三丁目の夕日』をアマゾンプライムで400円課金して昭和の世界に浸っていました。

――レトロな昭和の世界はお好きなんですか？

酒村：昭和の世界は、懐かしい…って、実際、自分の目で見たことないのに、何言ってんねん！って感じなんですけど。やっぱりノスタルジックなこの時代に過ごしたいみたいな渇望があります。

――では、今後行きたいお店はありますか？

酒村：以前行ったことのある代々木と新宿の間にある「cafe&DINE in“nope”」というお店です。映画をモチーフにした小物がいっぱいあるダイニングです。映画の小物がたくさん空間に囲まれて、映画のことを話しながら動画を撮りたいなと思っています。

――本に書いた中には、トリキ、吉野家、富士そば、くら寿司などなど出てきますが、同世代にオススメのお店は？

酒村：サイゼリヤです。みんな普通に利用してるけど、本当にコスパ良すぎるイタリアン居酒屋でストゼロもビールもある。飲み屋としても見てほしい。

もし会社の飲み会に行きたくないなら？

――会社員時代、飲み会とかはありましたか？

酒村：新卒で入った会社の研修期間に、人事の人が連れて行ってくれました。でも人事全員女性だったので、最初から「ピーチフィズ！」「コーラで」みたいな感じで。研修終わったら飲み会は一切なかったです。

――若いうちは職場の飲み会がイヤな人は多いと思うんですが、もし「行きたくない」って相談があったらどんなアドバイスをしますか？

酒村：えー、実はこの質問もらったことなかった。うーーーん……。難しいですね。「断っちゃえば？」って思うけど、その場で誘われたら断れないですよね。会社の飲み会に行って楽しくないって思ったら、その気付きを与えてくれる場として、自分を試す！ 会社が本当に自分を満足させてくれてるのか、問う場として使ってみる。……経験無さすぎてなんの根拠もないです。

――参考になります。今後はどんな仕事をして行きたいと思っていますか？

酒村：WEB記事でも紙媒体でもいいんですが、お酒以外の分野についても連載を持っていきたいなと思っています。エッセイだけでなく、短編小説とか、映画に関する発信もしていきたいです。酒テロクリエイターでもあるけど、周りに分かるぐらいにいろいろと携わって行けたらなと思います。

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　自粛期間が長くなっているせいか、酒村ゆっけ、さんのYouTubeチャンネル「世界一のゆっけ」の投稿回数の頻度が上がっている。家での一人飲みが寂しいと思っているならば、こちらで乾杯してみてはどうだろうか。

＜取材・文／谷亜ヒロコ＞

【酒村ゆっけ、】
「一人飲み」をする様子を独特の世界観とワードセンスで解説する動画が人気を博している言葉クリエイター。初の著書『無職、ときどきハイボール』（ダイヤモンド社）が発売中
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