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レコードブームの未来は?「再発ダメ」初回盤しか高価買取がつかないワケ

 空前のレコードブームとなり、山下達郎の偽物が出てくるほど、値段が高騰している。もしかすると実家の押し入れで眠っているレコードも高価買取される可能性がある話は前編の記事で聞いた。

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 実はブームに乗って、レコードを買ってはみたが、聴ける手段もない人もいるとか。そこでレコードをもっと楽しむにはどうしたらいいのか、そして今後CDにも高騰する未来があるのか。「セタガヤレコード」をはじめ、海外でもレコードの栄枯盛衰を見守ってきた株式会社CARASCOの広報・小椋賢さんに詳しく話を聞いた(※本文中金額は取材時のもの。中古レコードの買い取り相場は日々変動しています)。

【インタビュー前半の記事】⇒≪山下達郎は偽物まである!レコードブームで「買取額500万円」の現状≫を読む

くるり、宇多田は近年盤なのに値段が高騰

――レコードだったら、ビートルズの赤盤のように特殊なものの値段が高いですよね。でも今のアーティストで値段が高いものもあるのでしょうか?

小椋賢(以下、小椋):最近だと、日本のバンドceroの『Obscure Ride』(2015年)ですね。もともと帯はなくて、定価3300円なのが、保存状態にもよりますが、買い取りでは1万円くらいになると思います。

 Yogee New Waves(ヨギー・ニュー・ウェーブス)の『PARAISO』(2014年)も、オリジナルなら1万円前後。 オリジナルというのは、再発ではなく、初回プレスだけがこの値段で買い取り可能ということです 。

 ネバヤンことnever young beachのファーストの『YASHINOKI HOUSE』(2015年)は1万2000円はくだらないと思います。

 また、大御所くるりが2016年に発売した7インチEP『琥珀色の街、上海蟹の朝』も定価1760円だったのが、6000円前後まで高騰しています。いくらロット数が少ないとはいえ、発売当時は普通に買えたものばかりです。

5年で値段が上がると考えたら…

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セタガヤレコードを運営する株式会社CARASCOの小椋賢さん

――山下達郎の11年ぶりのアルバム『SOFTRY』の新譜にもレコードが出てますか?

小椋:出ていますが、値段が上がっているのは初回限定盤のみです。宇多田ヒカルの1999年の『First Love』も当時めちゃくちゃプレスしたのでアウトレットコーナーで格安で売られていたのに、今や買い取りで1万円以上の値段がつくこともあります。

――何のレコードが上がるか分かりませんね。

小椋:5年で値段が上がると考えたら、好きなアーティストがいたらレコードを買っておいて損はないです。

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