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レコードブームの未来は?「再発ダメ」初回盤しか高価買取がつかないワケ

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レコード買い取りの新規参入でトラブルも

レコード

見よ、このレコードの数々を!

――ヨーロッパから帰国後、セタガヤレコードに入られたそうですが?

小椋:帰国後は縁もあり、すぐに入社させていただきました。ちょうど、レコードブームに火がつきだした時期だったこともあり、たくさんの買い取りのご依頼をいただき、膨大な枚数の査定経験をつませていただきました。まあ、ある意味で僕もレコードブームに乗った感じですね(笑)。

 今はレコードを売りたいという需要と裏腹に経験豊富なレコード専門の査定士が不足しています。データベースで分かるのは7割まで、その先は知識と経験が必要です。「レコードがなんか流行ってるらしい」っていう新規参入も多いんですが、一律10円になってしまったとか、未開封だったものまで開けられてしまった、なんて話も聞きます。

 うちは老舗でもともと買い付けをやっていたので、いちばん高く売れるルートを持っていたので、価値あるレコードだったら高く買い取ることができます。

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 レコード価格は、その時々のトレンドや世界的な在庫と人気によって決まる。正確な査定をしてもらうには、知識と経験が必要になってくるので、きちんとした専門の査定士が在籍している買い取り店に持っていった方が良さそうだ。そしてCDはやっぱりまだ捨てられない……。

<取材・文/谷亜ヒロコ>

放送作家を経てフリーライター&作詞家として活動中。好きなテレビ番組は「ザ・ノンフィクション」、好きなラジオはTBSラジオ、得意料理は春巻き。得意領域はカルチャー、音楽、芸能、住宅、美容など。Twitter:@rokohiroko

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