LINEで突然の逆ギレ

　ある日、堀内さんは、前日にOさんがお金に関わるミスをしていたことに気づき、LINEでそれを指摘しました。するとOさんは堀内さんに対し、思いも寄らない返信をしたのです。

「Oさんは突然怒り口調でLINEをしてきました。ミスをしたのは自分なのに、僕の過去のミスを言い始めて、まぁ逆ギレですよね……。でも、店長がかなり強い言葉で注意をしてくれて、他のアルバイトメンバーもそのやり取りを見てドン引きしていました」

　アルバイトが終わり家に帰ると、OさんからLINEが来ていることに気がつきました。そこに書かれていたのは、逆ギレしたことを謝る文章ではなく言い訳の嵐。それを読んだ堀内さんは店を辞めることを決意したのです。

アルバイトのその後

　すぐにLINEでのことを店長に相談し、堀内さんは他のアルバイトに引き止められながらも退職をしました。そして、最後までOさんから正式な謝罪はありませんでした。

「最後の日は『今までおつかれまでした』みたいなLINEが来て、呆れてしまいました。仲良くなったメンバーと離れるのは寂しかったですが、Oさんに関わるたびにイライラしていたので、それから開放されると思うと清々しい気持ちでしたね」

　その後、しばらくして当時のアルバイトメンバーと会うことになった堀内さんは、Oさんの近況を聞くことになります。

「Oさんは今でもデモデモダッテを続け、店長やアルバイトに疎まれながらも仕事を続けているみたいです」

　それを聞いた堀内さんは心から辞めてよかったと感じたそうです。

＜TEXT／つる＞