給与や労働環境に好意的な意見が

　年間2000万人が訪れる企業のクチコミ・給与明細サイト「キャリコネ」のデータによると、社員の平均年収は834万円（キャリコネ会員のうち勤務先を評価対象企業に選択した会員が投稿した給与情報から算出。執筆時点の数値）。社員の声からも充実している様子が伺える。

「社内に無料のカフェテリアがあり、かつ軽食専用の部屋があるなど、業務をする上でストレスを軽減する施策が数多く存在する。また、月に2人までオフィスに招待することができるためしばしば活用している。総じて、環境に対する配慮が常に配られているため非常に働きやすい」（代理店営業／20代前半男性／正社員／800万円／2016年度）

　数多くのWebサービスを提供するグーグル合同会社であるが、その花形に思えるのがエンジニア系の職種だ。実際の声をみると、給与への不満は少ない一方で、実力主義な社風も垣間見える。

「給料はよい。株でももらえるため、現金換算は難しいが相当額をもらっている。食事もフリーのため、たいへん助かるが、会社にこもりきりになってしまう。給料に不満をもっているエンジニアはあまり見ない。ただ能力が足りないと仕事をもらえなくなり退職せざるを得ないケースなどもあり、緊張感はある」（ソフトウェア関連職／20代後半男性／正社員／1500万円／2014年度）

転職先としてのグーグル合同会社とは？

※画像はイメージです

　グローバル企業の代表格ともいえるGoogle。イメージにある日本企業と異なる文化はもちろん、世界的な基盤があるからこそ、海外にも羽ばたけるチャンスがあるのを前向きに捉える意見もある。30代前半男性で年収1300万円の男性は、

「ネット上にある日本企業の年収ランキングのトップ企業と同等かそれ以上の年収がもらえます。もちろん、仕事で結果を出していないともらえませんが、事業の革新性、福利厚生、オフィスの働きやすさ、同僚の人柄の良さなどを考慮すれば、転職先の選択肢のひとつに入れても良いかもしれない」（システムエンジニア／30代前半男性／正社員／1300万円／2015年度）

　Googleの実績からも想起されるが、現場の声から分かるのは給与以外の視点からも従業員たちが満足している様子である。世の中を変えたいというチャレンジ精神を持つ人は、転職先の候補として視野に入れてみてはいかがだろうか。

＜TEXT／カネコシュウヘイ　データ／キャリコネ（運営：グローバルウェイ）＞