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「働きがいのある企業」1位はグーグル。給与は高いが、実力主義な社風

ビジネス

 就職・転職の企業リサーチサイト「Vokers」が、ユーザーの評価にもとづく「働きがいのある企業ランキング2019」の結果を発表した。

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グーグル合同会社が入居する六本木ヒルズ森タワー photo by Rs1421 CC BY 3.0

 この調査は2017年7月1日から2018年12月31日にVokersに投稿された、1年以上社員として在籍した企業への「待遇面の満足度」「社員の士気」「風通しの良さ」「チームワーク」「20代成長環境」「人材の長期育成」「法令順守意識」「人事評価の適正感」といった評価項目の5段階評価と500文字以上の自由回答のデータ、75657件を集計したものだ。

働きがいのある会社、ベスト3位は?

 1位に選ばれたのは、検索サイトをはじめIT関連サービスのリーディングヒッターであるグーグル合同会社。

 2位はクラウド・コンピューティングサービスを手がけるセールスフォース・ドットコムで、3位には分譲マンションなどを提供する三井不動産がランクインした。

 そこで今回は、1位となったグーグル合同会社に注目。かねてより従業員がリラックスできるスペースを設けるなど、イメージとして“自由な社風”も思い起こされるが、実際のところどうなのか。事業内容と併せて、社員の声を紹介していきたい。

初の海外現地法人として生まれたグーグル合同会社

 1998年9月、スタンフォード大学に在籍していたラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンによって創設されたGoogle。以降、会社と同名の検索サービス「Google」がWebでのスタンダードになったのはいうまでもない。

 今や世界で50か国に70以上のオフィスを持つ同社だが、グーグル合同会社は2001年8月、本拠地アメリカ以外の国で初となる現地法人だ。2004年8月、アメリカの新興企業向け株式市場「NASDAQ」に上場、2015年には持株会社として「Alphabet」を設立した。

 現在、世界中で6万人を超える従業員を抱え、2005年10月に動画サービス「YouTube」を買収したほか、2008年9月に自社製のOS「Android」を公開するなど、時代のニーズを捉えながら事業規模を拡大。

 近年は、自社からのスピンアウト企業であるナイアンティックの提供する位置情報ゲームアプリ『Pokemon GO』が累計8億ダウンロードを突破するなど、出身者たちの活躍もめざましい。

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