生涯の愛を誓い合う儀式、“結婚”。けれど、この結婚前後に相手の言動に嫌気がさすという人も意外といるようです。育ってきた環境も考え方も違う2人が結婚という人生の一大イベントを成し遂げるのは、想像以上に大変なことなのかもしれません。

※画像はイメージです（以下同）

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結婚式は落ち着いてから小規模で

自分の思いや考えがあっても、つい他人を優先してしまうという松原伊織さん（仮名・24歳）は、気さくで明るい性格のSさん（男性・26歳）に魅かれて交際半年というスピード婚を決意。結婚の準備をはじめていました。

「スピード婚ということもありましたが、お互いの貯金は新居の敷金や礼金、何かあったときのためにプールしておくので精一杯。結婚式は、結婚して金銭的に落ち着いてから、親や親戚、近しい友達だけを招いて小規模でやろうという話になっていました」

ところが、新居探しや引っ越し作業を済ませ、あとは籍を入れるだけという段階になったとき、Sさんから「会社の人たちが、結婚パーティーを開いてくれるらしいから」という話が飛び出します。同僚が計画し、20人ほどが参加するというのです。

露骨に「みんな期待してるから」

「一瞬、Sのことをお祝いしてくれる職場の人たちがたくさんいることを嬉しく思いました。でも次の瞬間、耳を疑います。Sは、『みんな期待してるから、できるだけ独身の女友達を呼んでほしい』と露骨に伝えてきたのです」

男性陣が合コン気分で参加することは明らかでした。もっといえば結婚パーティーの計画も、伊織さんの友達と出会うキッカケづくりのために利用されたのではないかとさえ考えてしまったとか。