大手コンビニの商品はお弁当やスイーツ、パンなどどれもクオリティが高く、人気もあるようです。「おでんは●●●が美味しい」「中華まんは●●●だ」などという会話を耳にすることも増え、コンビニの商品開発力のすごさを実感しています。

今回紹介した3種類

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　さて今回はコンビニのお弁当の中でも特に人気のあるからあげ弁当を、からあげライターの筆者（＠dogesho）が食べてみました。セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートの大手コンビニは各店とも独自に研究を重ねているようで、とても美味しいからあげ弁当になっています。

1）セブンイレブン：二段仕込みのから揚げ弁当

「二段仕込みのから揚げ弁当」（537円）

　セブンイレブンで買い求めたのは「二段仕込みのから揚げ弁当」（537円）です。二段仕込みとは、2段階で味付けをする方法で、味がしっかりとしみ込むため、最近は専門店でもこの製法を取り入れているところが増えています。

　電子レンジ（500Wで1分50秒）で温めて、いざ実食です。4個盛り付けられたからあげは、大きさにややばらつきがあり、一番大きなものでは40g弱ほどはありそうです。黒ごまがふりかけられた白ごはんに玉子焼き、きんぴらごぼう、漬物も入っています。

　からあげに歯を立てると、衣のしっとり感が伝わってきます。そしてもっとも驚いたのは、とにかく味付けが濃いこと。醤油ベースの和風からあげで、肉にはほどよい弾力があります。

　ひと噛みふた噛みしていくごとに、肉の中に閉じ込められたうま味がグイッ！ グイッ！ としぼり出されてくるようです。さすが二段仕込み、しっかり、そして十二分に味がしみ込んでいます。

ガツンと濃い味付けの和風からあげでごはんが進む

　噛めば噛むほど味が出るというのはこういうものでしょうか。ひと噛み目で出てきたうま味が消えないうちに、次のうま味が迫ってくる印象。

　まさにうま味の波状攻撃！ 衣は軽く焦げ気味のため、香ばしさもあり、それも加勢して味が倍加します。噛むほどに楽しくなってしまうからあげというのもなかなかお目にかかれるものではありません。

　ここまで味が濃く、しっかりしていると、必然的にごはんが進むというもの。ドンピシャでお弁当向きのからあげですね。気が付くと口の中がからあげの味に占拠されてしまっているため、ごはんの援護射撃が欲しくなってしまうのです。

　この濃い味で十分なので、ソースなどの味変も必要ありません。純粋にからあげの味を楽しむのがいいでしょう。温めて食べればもちろん美味しいのですが、このからあげならば冷めても十分満足できるでしょうね。