空前のサウナブームで馴染みの施設が混雑し、サウナ難民になってしまっている人も多いのではないだろうか。発売中のサウナムック『BEST SAUNA vol.2』でベストサウナ編集部は、そんなモヤモヤを解消すべく、自宅で楽しめるサウナを模索してみた。

　なかでも、今年3月に受注生産の予約販売を開始して以降、即完が続いている「IESAUNA」は、これまでにないバイオエタノールを燃料とする無煙サウナだけあって、かなりの注目株だ……。近年のサウナブームのエッセンスを取り入れた最新鋭「マイサウナ」の実力を知るべく、体験レポートをお届けする。

都心部サウナ―の救世主「無煙テントサウナ」

　基本の「IESAUNAセット」を注文して自宅に届くパッケージには、テントとテント用袋に、バイオストーブ＆煙突、サウナストーンのほか、ファイヤグローブ、消火蓋、専用バット＆トングも付属している。

　テント本体は直径70cmの袋に収納でき、煙突はストーブの中に収納できる仕組みになっているので、自宅はもちろん、車があればキャンプなどにも簡単に持ち運びができる。

マンションのベランダにも置ける一人用サイズ！

　まずは、テントを広げてベランダや庭に設置する。サウナブースは幅140cm、奥行き70cm、高さ172cm（煙突を含めると202cm）で、都市部の一般的なマンションのベランダにも置ける一人用サイズ。内部には補強パーツがあり、テントの形が崩れないような工夫がされている。

　排気管はストーブ内の中に収納されており、パイプは差し込むだけでつないで組み立てられるのでとても簡単だ。