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「ととのい」の向こう側へ…至高のアウトドアサウナで見えた“新しい世界”

暮らし

 空前のサウナブームで慣れ親しんだ施設は大混雑! 気軽に“ととのえない”サウナーも多いのではなかろうか。作る・買う・借りるという3つの視点で、サウナムック『ベストサウナ vol.2』より、新しいサウナ様式を手に入れるためのヒントを模索した!

[マイサウナ]の作り方

BBQ芸人 たけだバーベキュー氏

 テントサウナが普及しつつあるが、キャンプ場などのアウトドアで利用すれば至高の“ととのい”があるのは間違いない。そこで自身もサウナーでBBQ芸人として本も出しているたけだバーベキュー氏@TAKEDA_BBQ)とともに、至高のアウトドアサウナを追求してみた。

「ととのい」の向こう側へ!

[マイサウナ]の作り方

ウィスキングマスター ネバーニャ氏

 集合場所は東京都某キャンプ場の川沿い。テントサウナを借り、今回の目玉である出張ウィスキングを、ロシアバーニャ伝道師でウィスキングスクールも運営するネバーニャ氏@Nebanya0214)に実践してもらった。

「通常はサウナ関連のイベントが多いのですが、個人やグループの方向けに対応することもあります。いまはロシアバーニャとウィスキングを広めるフェーズだと思っているので、全国を飛び回っています」

 プログラムは計30分ほど。ロウリュで体感温度を徐々に上げながら、枝葉を束ねた「ウィスク」で全身をほぐす。体を温めきったら、水風呂でフローティング(浮かせ)をして、シンギングボールを用いた音セラピーとヘッドマッサージでディープリラックスの世界へ。たけだ氏も施術前とまったく異なる顔つきだ

「起きているのか寝ているのかわからないくらいの脱力。正直“ととのう”では表せない新しい世界が見えました(笑)

絶品サ飯!ピリ辛ナポリタンの作り方

 たけだ氏はお返しにと、絶品サ飯を振る舞ってくれた。

食欲を煽るピリ辛のナポリタンにしました。オロポ(オロナミンCとポカリスエットを混ぜたサウナドリンク)とのマリアージュがポイントです」

[マイサウナ]の作り方

ナポリタン

①ニンニク、ピーマン、玉ネギ、マッシュルーム、チョリソーをオリーブオイルで炒める。
②火が通ったら焼きそば2玉を投入して少量の水でほぐす。
③塩コショウ、ケチャップ、ウスターソース、タバスコで味付け。
④半熟目玉焼きをのせ粉チーズ、黒コショウを振って完成。

 たけだ氏お手製のサ飯はプライスレスだが、この日かかった総費用は2人で3万7400円。皆さんも贅を尽くしたアウトドアサウナの可能性に挑んでみては?

■ テントサウナ 総費用 3万7400円~
・アウトドアサウナ:1万7400円
・ウィスキング出張費:2万円~

 ネバーニャ氏のウィスキング出張は目安として2万円~で、場所や人数によって応相談となる。アウトドア施設ではテントサウナレンタル代のほか、利用人数やその他の設備利用で料金が加算されるので、複数人での利用がおすすめだ。

<取材・文/週刊SPA!編集部>

【ネバーニャ】
ウィスキングマスター。三井物産の勤務時代に4年間ロシアに駐在。ロシアのサウナバーニャに魅せられ、本場のマスターたちからウィスキングを習得する

【たけだバーベキュー】
BBQ芸人。吉本興業所属。バーベキューを愛する日本で唯一のBBQ芸人。カナダ・アルバータ州バーベキュー大使。東洋アルミBBQアンバサダー

サウナが「おじさんのがまん大会」「終電逃した酔客の吹き溜まり」などと揶揄されていたのは昔の話。日常生活の中で、能動的にサウナを取り入れるファンが増え、サウナーの意識、施設の充実共に洗練され続けている。サウナの楽しみ方は十人十色――アナタの「ベストサウナ」を見つける一助となるべく生まれたサウナMOOK編集部

ベストサウナ vol.2 (扶桑社ムック)

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