チャートに素直な値動きをする銘柄を探す

　表は、LoK氏が検証して明らかになった「チャートに素直な値動きをする10銘柄」の一覧だ。ただ、大型株は値動きが鈍く、利ザヤが小さい印象が強いが……。

「上昇相場で、チャートに素直な値動きをし、上昇率の高い順に銘柄を並べた。ここから選んで売買に慣れるのもあり」（LoK氏）

「日経平均株価の採用銘柄全225社の約9年分の値動きを検証した結果、テクニカル分析上、各銘柄が上昇を続けているときの1日あたりの平均暴落率は約0.5％と判明。しかし、仮に毎日0.5％を取り続けると、500日で元本が12倍以上に増える計算。地味にコツコツ積み上げるんです」

エントリーポイントを待ち伏せ

「3度目、4度目と押し目が出現しているが、上昇トレンドの初動から時間が経過。また、陰線の数がかなり増えているので草食系なら見送るのが正解です。トレンドを示す25日線の傾きが右肩上がりで、5日線は25日線の上にあることも注視してください」（LoK氏）

　銘柄を決めたら、ローソク足（日足）と移動平均線の並びに注目。

「下降トレンドから、ローソク足＞5日＞25日＞75日になって、上昇トレンドに転換。その後、ローソク足と5日線が、25日線に一時的に下落して近づき、そこから反転して上昇を始めるまで待ち伏せます。反転上昇し、ローソク足の終値が短期線を上抜けしたら、当日の終値か、翌営業日の始値で買い。

　狙うのは初押しと2押しまで、これは守ってください。3押しする確率はまた不安定になるので。下降相場は値動きが激しくやけどする恐れがあるので、投資初心者は避けるのが無難です！」

　エントリーポイントが待ち遠しく思えるようになれば、草食系の免許皆伝だ。