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週1回の売買で月10万円超を稼ぐ。臆病な“草食系投資家”が厳選した14銘柄

コラム

ビビったら勝ち!未来予測が不要な投資術

 買ったら基本は売らないこと、LoK氏の草食流よりさらに保守的なのが、投資家の福山貴義氏だ。

福山貴義氏

福山貴義氏

株式市場の歴史を振り返れば、必ず高値を更新し続けている。株は終わったと叫ばれた世界恐慌のときでさえ、それは変わらない。だから、企業が成長を続ける限り、今の荒れ相場でも、10年後、20年後には高値を更新するはず」

 そこで注目するのが、適応力と稼ぐ力が企業にあるかどうかだ。

「証券会社のスクリーニング機能を使うと、全銘柄の直近5年分の売り上げを見られるので、コロナ禍でも売り上げが完全に右肩上がりの企業のみ抽出。そこから、株価の伸び代が期待される、つまり直近の株価が下がっている銘柄のみ、徹底的に企業分析を行います」

福山氏が厳選する一生保有していたい4銘柄

 手に入る情報に片っ端から目を通し、企業の未来物語に共感できたら買う。下は福山氏が最近購入した4銘柄だが、株主軽視の兆候や企業方針の転換などがない限り、保有を続ける覚悟だという(※株価は2022年4月27日時点の終値)。

【MonotaRO<東証PRM3064>】
・株価 2,276円
・最低購入価格 22万7600円
・時価総額 1,145,001百万円
・PER(連)66.4倍
・PBR(連)19.14倍

 工業用間接資材の通信販売を展開。「会員数も右肩上がりですし、兵庫県に世界最先端ロボット800台が稼働する超巨大物流センターを開設。今後の市場拡大に期待できる」

【エニグモ<東証PRM3665>】
・株価 523円
・最低購入価格 5万2300円
・時価総額 22,302百万円
・PBR(連)2.01倍

 主に、ECサイト「BUYMA」を運営。「業績は最高益なのに株価は下落。メルカリなどと比べても知名度は低いが、購入単価は高い。認知度が高まれば、はねる可能性が高い」

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