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ブーケトス争奪で勝利した28歳女性。周囲はドン引きだけど思わぬ出会いが

暮らし

周囲の冷めた目線に赤っ恥

乾杯

 その場には、ハイテンションな丸山さんに対して、どこか冷めた様子が空気が漂っていました。「何もそんなに喜ばなくても」という視線を感じ取った丸山さんは途端にいたたまれない気分になったと言います。

「ブーケを受け取れたことは嬉しかったんですが、羞恥心が勝りましたね……。その場からすぐに帰りたくなりましたよ。ちなみに最近では未婚女性同士で紐を引っぱり、その紐の中のひとつについているブーケを奪い合う形式も増えているみたいです。醜い争いをしなくてすみますが、それでも目立ってしまうのは間違いないですよね……」

 しかし、恥ずかしい思いもつかの間、ブーケトスの効果が早速表れることになるのです。

「同じ結婚式会場にいた新郎の友人が、2次会で声をかけてくれて盛り上がり連絡先を交換。その後、何度か食事に行く関係になり、そろそろ付き合えるような空気感が漂っています。私がブーケトスに参加したことが、『結婚したいアピール』に繋がったんですかね……。まあ、結果オーライだと思っています」

 ブーケトスを受け取った直後に出会った人と結婚……というのはあまり耳にしないシチュエーション。ブーケトスに憧れを抱いていた丸山さんも「想定していなかった」とは言いますが、これ以上ない運命的な出会いを逃さないように気を張って生活しているそうです。

<TEXT/萩ゆう イラスト/カツオ(@TAMATAMA_GOLDEN)>

-[特集 結婚式のトホホ話]-

住むところは中国地方や関西など、全国各地を転々と暮らすWebライター。温泉メディア、女性メディアなどで執筆中。特技はマラソンでフルマラソン3時間ギリの記録をもつ

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