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「新郎はブサイクでモテない」自称・毒舌な友人の“最低な”スピーチの中身

コラム

 言いたいことをズバズバ言える関係であっても、場をわきまえて発言しないと大変なことになってしまうかもしれません。また、たとえ本人同士はOKでも、周囲にいる人たちに不快感を抱かせてしまうこともあるでしょう。

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※画像はイメージです(以下同じ)

毒舌な同僚はトラブルメーカー

 会社員の梶原久志さん(仮名・29歳)には、同僚で毒舌な友人の棚田さん(29歳男性)がいました。棚田さんは毒舌が原因で職場の同僚たちともトラブルを何度も起こすトラブルメーカーでしたが、細かいことを気にしない梶原さんとは上手に付き合っていたのです。

「職場の同僚や後輩からは、『よく、あんなヤツといっしょにいられるな』とか『いつかトラブルに巻き込まれるぞ』なんて言われていました。でも僕は、棚田のことを『正直な人』『思ったことを素直に言える人』だと、ポジティブに評価していました」

 棚田さんは、梶原さんのことも「ブサイク」や「モテない」と毒舌にイジリ倒し、1人でウケていたと言います。そんな棚田さんに、職場の同僚たちは「不快」「そういうことを笑いにするな」と注意していたそうですが、右から左。棚田さんの言動は、ますますヒートアップ。

婚活アプリで女性と結婚することに

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「僕は、棚田の毒舌なところが好きだったし、ブサイクとかモテないっていうのも本当のことだし、とくに気にしていませんでした。それに、お互い社会人だし、場をわきまえないといけないような特別な場所では、きちんと振る舞ってくれると信じていたんです

 そんなある日、梶原さんが婚活アプリで知り合った女性と結婚式を挙げることになります。棚田さんに話したところ「ぜひ、友人スピーチをやらせてほしい」とお願いされたのです。スピーチは学生時代の友人に頼むつもりでしたが、あまりにしつこくお願いされ、根負け。

「正直、多少の不安はありました。でも、コロナの影響で親族と仲の良い友人や職場の同僚だけで執り行う小規模な結婚式だったこともあり、棚田に任せることにしたんです。でも、棚田がマイクを握って言葉を発した瞬間、僕は後悔することになりました

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