恋は盲目なんて言葉がありますが、盲目になりすぎたせいで、相手や周囲に迷惑をかけてしまうこともあります。今回は、既婚の女性に盲目な恋をしてしまった男性のエピソードをご紹介します。

※イメージです

仕事ができる他部署の女性上司

　川村孝則さん（仮名・27歳）は、勤めている会社に就職して3年目。ある程度、責任のある仕事を任されるようになってきた頃でした。あるとき、そんな川村さんが、他部署と共同の仕事に抜擢され、そこで初めてMさんという女性の社員と知り合ったのです。

「Mさんは僕より3歳年上なんですが、可愛らしくて全然年上に見えない感じで。しかも仕事もできる人だと上司から聞いていたので、かなり良い印象でした。結婚指輪をしていたので、既婚者だということは顔合わせのミーティングで気づきました」

　そんなMさんのいる部署との仕事は、かなり頻繁に連絡を取り合ったり、会議をしたりする必要がありました。必然的に担当者同士が顔を合わせる機会も多くなり、打ち解けるのにそう時間はかかりませんでした。

仕事をするうちに気づいた恋心

　川村さんは仕事ができて可愛らしいMさんと一緒に仕事をしているうちに、徐々に惹かれはじているのに気づきました。しかし、Mさんが既婚者であること、そして旦那さんと仲が良いことも本人から聞いて知っており、叶わない恋だということも理解していたのです。

「よく旦那さんとの仲が良いエピソードを聞いていたので、そのたびに傷つく自分がいました。駄目だって分かっているのに、どんどん好きになっていてしまって、周囲の目やMさんの気持ちを考えずに突っ走ってしまいました」

　川村さんは叶わないことをわかりつつ好きだという気持ちを抑えきれなくなってしまい、MさんにLINEでデートのお誘いや口説き文句を送り、猛アタックをし始めたのです。もちろんMさんは毎回断ったり、かわしたりと相手にしていませんでした。