短い時間でも回数を増やそう

同社のサイトでは、各エリアごとの走行マップや走行難易度などを掲載している

　運転練習はどれくらいの頻度で実施すればよいのか。川内さんは「自分の性格を把握して判断すべき」と語る。

「『自分は忘れっぽい性格だな』と思う方は、1週間に1、2回練習するべきです。一方、ある程度安定して走れて、忘れっぽい性格でもなければ、3週間や1か月に1回練習するだけでも運転は身につきます。ただ、1日に長く乗車するのではなく、カーシェアなどを駆使して短い時間でも練習する回数を増やすことが1番です」（川内さん）

　最後に、ペーパードライバー卒業にあたって一番大切な心構えを聞いた。

「目標設定をしっかりすることです。もし自己流でやるなら、目標は低く設定して1つずつクリアしていきましょう。講習を受講していただければ、高い目標を設定されてもクリアできるよう全力でサポートします」（川内さん）

　また、講習はペーパードライバー以外に「運転できているつもりの人」にも受講してほしいという。運転の自己評価は高くなりがちだといい、「運転できているつもりでも、自分の運転が本当に正しくて、安全なのかを見つめ直す機会にしてほしい」とのことだ。

＜取材・文／齊藤颯人＞