個性豊かな社猫の面々…

気分屋の「しるこ」

「まよと仲がいいのは、同じオスの『サクレ』ですね。まよは迷い猫だったから、まよ。サクレはアイスのサクレが由来なんです」

　まよとサクレは取材時に最も積極的に筆者に絡んできた2匹だ。両者とも猫らしく暗くて狭いところが大好き。目の前でバッグを開けようものなら、隙あらば突入してくるアグレッシブな性格が持ち味。

「まよ、サクレとは対象的に気分屋で抱っこ嫌いなのがメスの『しるこ』です。『あずき』という姉妹がいるんですけど、今日はちょっと隠れちゃってますね」

自宅にはテレワーク社猫も

「あとは、オフィスにいるベテラン社猫存在の“ユキ”がいます。それ以外にも、性格的に騒がしい場所が苦手な『きなり』、ユキのお眼鏡にかなわなかった『ちくわ』という2匹がテレワーク社猫として私の自宅にいます」

　職場でも、自宅でも猫を飼う小早川氏だが、なんと……もともとは犬派だったという。

「ずっと犬派だったんですけど、猫も個性があっておもしろいなと。まよ、サクレの2匹は興奮すると走り回って元気ですが、眠くなるとぜんぜんテンションが違うんです。2匹とも活発ですが、なにをされても怒らない性格です。

　散歩の必要がないので犬よりも飼いやすく、キレイ好きなのでトイレも決まったところにするからそれほど手間もかかりません。ただ、去勢していないオスはマーキングすることもあるから、そこだけ気をつけたいですね」