YouTubeで情報発信する理由

――実態を伝えるために現在、YouTubeでも“お片付け請負人・すーさん”として情報発信されていますが、今、ご自身に求められる役割をどう受け止めていますか？

鈴木：誰と向き合うべきかという話にもなりますが、ご依頼主となる大家さんにとっては、やはり原状回復をしなければ、次の借り手が見つからない。経済的に打撃を受けてしまうので、大家さんが求められることに対し、迅速に応えたいという思いがあります。

　また、孤独死された方のご遺族は精神的に不安定になってしまうケースも多いため、僕らが少しでも心を立て直すきっかけになれればよいという気持ちもありますね。

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　人の“死”にふれる仕事というのは、実際にそう多くありません。その周辺には無念にも亡くなられた方や遺族などがいて、さまざまな人たちの思いが交錯するのも想像にたやすくないですが、鈴木さんは今日も、特殊清掃という仕事を通して懸命に向き合っています。

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⇒孤独死は誰にでも起こりうる。26歳「特殊清掃人」が目撃した共通点

＜取材・文・撮影／カネコシュウヘイ＞