将来的に年収を上げていく方法

　ここまでは転職時に年収を上げるため、自分の経験やスキルを正しく伝える方法について解説してきました。しかし実は転職時には年収が上がらなくても、のちのち前職（現職）の年収を超えられるケースもあります。

　現在20代でまだそこまで大きな実績を出せておらず、転職時に年収を上げることが難しい人は、この“後者のケース”を意識すると良いでしょう。そうすることで、将来的な年収アップが見込めるようになります。その際、意識すべきポイントは大きく分けて2つです。

1. 転職先業界や職種、企業を適切に選定する
2. 自分の得意領域で勝負する

1. 転職先業界や職種、企業を適切に選定する

　それぞれについて具体的に説明します。

　年収アップのためには、自分のスキルを上げていくことはもちろんですが「所属する業界や職種、企業の年収が上がりやすいかどうか」も重要です。

・斜陽産業＜成長産業
・将来性が低い職種＜将来性が高い職種
・利益が少ない会社＜利益が大きい会社
・利益を社員に還元しない会社＜利益を社員に還元しようとする会社

　上記の左側に当てはまる環境に身を置いていると、どれだけ自分のスキルを磨いたとしても年収は上がっていきません。自分の努力を無駄にしないためにも、転職の際には右側に属している業界や職種、企業を選ぶようにしましょう。