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面接で自分の武器を正しく伝えるコツ。着実に「年収がアップする仕事」も

学び

1.「実績」は客観的な数字を用いて伝える

面接

「実績」は客観的な数字を用いて、できるだけ具体的に伝える必要があります。例えば営業職の場合、「月に1000万円売り上げました」とだけ伝えても、それがどのくらいの成果なのか分かりません

 そのため面接では「目標金額」「社内順位」「目標達成率」など、客観的な基準が分かる数字を入れるようにしましょう。先ほど挙げた営業職の例なら「700万円の目標に対し、月1000万円売り上げることができました。営業社員10名のうち売上額は2位で、達成率は1位でした」のような伝え方がおすすめです。

 客観的、かつ具体的な数字を織り交ぜて話せば、相手にも自身の成果を正しく理解してもらえます。

2.結果だけではなく「過程(行動)」も具体的に

 結果に加えて、なぜその成果を出せたのか具体的な「過程(行動)」を伝えることも重要です。なぜなら仮に前職(現職)で成果を上げていたとしても、次の会社でも同じようなパフォーマンスを発揮できるか、結果の“数字”のみでは正確に判断できないからです

 だからこそ面接を受ける時には「なぜ良い成果を残せたのか」を行動レベルにまで落とし込んで言語化しましょう。言語化する際は「課題抽出」→「課題に対するアクション」→「アクションがもたらした結果」の順で伝えるのがポイントです。

 例えば営業職の場合、以下のような伝え方ができます。このように具体的な「過程(行動)」を伝えると、面接官にあなたが入社した際の活躍イメージを持ってもらいやすくなります。

(課題抽出)「私は電話でのアポイント獲得に課題がありました。受注率は他の社員よりも高かったものの、アポ獲得率が平均5%に対して3%と低く、商談数が少ない状態でした」

(課題に対するアクション)「そこでアポイント獲得率を上げるため、2つの取り組みを行いました。1つ目はテレアポの時間帯を朝/昼/夜に分けたことです。担当者に繋がりやすい時間を調べると始業後すぐ、お昼後、そして就業後であるとわかりました。そこで日中は他の業務に専念して、朝/昼/夜はテレアポに専念しました。2つ目はトーク内容をブラッシュアップしたことです。社内で1番アポ獲得率が高い社員のトークを録音し、話す内容や抑揚、間の取り方などを全て真似るようにしました」

(アクションがもたらした結果)「その結果、3%だったアポイント獲得率を社内で一番高い10%にまで向上させることができました」

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