面接で自分の武器を正しく伝えるコツ。着実に「年収がアップする仕事」も
将来性がある企業をどう見分けるか?
では、この右側に属している「成長産業」「将来性が高い職種」「利益が大きい会社」「利益を社員に還元しようとする会社」の見分け方に関しては、主に以下の通りです。
▼「成長産業」の見分け方:成長産業かどうかは、市場規模の推移や直近予測を見るとわかります。大手金融機関などが今後の業界動向を詳細にまとめてくれているので、そちらのデータを参考にするのがおすすめです。
例えば、三井住友銀行が出している「グローバル経済と主要産業の動向」では、情報分野や機械分野が伸びると予想されています。
▼「将来性が高い職種」の見分け方:将来性が高い職種は、そもそも業界自体の成長性が高かったり、働くことで国家資格を取得できたり、手に職がつく点などから判断できます。具体的な職種で言えば「ITエンジニア職」「施工管理職」「SaaSのインサイドセールス」「半導体技術者」などは「将来性の高い職種」と言えるでしょう。
▼「利益が大きい会社」の見分け方:利益が大きい会社を見分けるなら、上場企業の場合はHPに載っているIR情報をチェックするのが確実です。まず直近2~3年を振り返り「売上額の総額」「当期純利益(総売上から原価やコストなどを全て引き最終的に手元に残るもの)」を確認しましょう。
加えて企業が本業でどれだけ稼いでいるかがわかる「営業利益(売上から原価を引いたもの)」や、真の企業実態がわかる「経常利益(事業全体から会社が得た利益を表すもの)」もチェックしておくと完璧です。非上場企業の場合は、就職エージェントなどの第三者に相談するのがおすすめです。紹介している企業であれば、成長性や利益率など詳しく教えてくれるはずです。
▼「利益を社員に還元しようする会社」の見分け方:利益を社員に還元しているかどうかを判断する時は、OpenWorkなどのサイトで該当企業を調べるのが一番手っ取り早い方法と言えます。その他にも、就職エージェントなどの第三者に企業情報をに確認したり、評価体制がどうなっているかを企業に確認して判断する方法があります。
2. 自分の得意領域で勝負する
年収を上げにいく時は「好き」よりも「得意」で勝負することをおすすめします。どれだけ好きなことだったとしても、不得意な領域で成果を出すのは難易度が高く、当然年収も上がりづらくなります。
もちろんやり続けることで「不得意」が「得意」に変わることもあるでしょう。しかし基本的には、得意な領域を伸ばすほうがスキルはつきやすく成果も出るので、年収も上がりやすくなります。
加えて、結果に繋がったり周りから認められることで、その仕事が「好き」になるケースも少なくありません。なので、転職後に年収アップを狙うなら「得意」を基準に仕事を選ぶのがおすすめです。