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「ニッポンチャチャチャ」の発案者は誰? 誰もが知る応援歌の歴史

コラム

見届けられなかった夢

「ニッポン!チャチャチャ!発案」

「ニッポン!チャチャチャ!発案」という文字

 これほどまでに日本サッカーを愛した池原の大きな夢は「サッカーW杯のニッポン開催」であった。その念願は、ご存知の通り2002年に日韓共催という形で実現されるに至った。

 しかし、池原は開催のわずか2か月前に、日本サッカーの歴史的一大事となった「日韓W杯」を見届けることなく、73歳で逝去したのだった。

 この死に多くの仲間たちが悲しみ、埼玉スタジアムに池原氏の遺影を持って現れるサポーターの姿も見られたのだという。もちろん、その大会でも会場には「ニッポンチャチャチャ」が大きく響き渡り、今では競技の垣根を超えて、日本選手を勇気づけ続けているのである。

<取材・文・撮影/Mr.tsubaking>

Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も
Twitter:@Mr_tsubaking

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