世の中誰しも恋人や結婚相手には言えない隠し事を1つや2つ持っていると思います。知らぬが仏で、日々円滑に生活していくためには墓場まで持っていったほうが賢い選択と言えるでしょう。しかし、ふとしたタイミングで自らの黒歴史がバレてしまえば、修羅場は不可避になるはずです。

画像はイメージです（以下同じ）

好き勝手に生きてきたが…

「後悔はしていますが、こういう時代になると思っていなかったのと、その時はお金がなくて仕方なかったんです……」

　そう語るのは1年前に結婚し、妊活中でもあったという森崎奈々さん（仮名・26歳）です。しかし、そんな幸せ絶頂の中、旦那さんにバレてしまったことがあるのです。

「今まで正直言って結構ヤンチャといいますか、10代後半から20歳前半は本当に好き勝手やってきた人生でした。正直たくさんの男性と付き合う前からシてましたし、クラブとかにも毎日のように入り浸っていました」

　そんな森崎さんが真面目に生きよう、と思ったことがあったのだそうです。

「私は千葉の田舎から高校卒業と同時に出てきて適当にバイトしながら一人暮らしをしていたんです。『とにかく田舎が嫌だ！』という今考えると訳のわからない考えがあったんですね。でも、それから5年くらいした時に、珍しくお父さんから電話がかかってきて、お母さんが心不全で亡くなったと……」

母の死をきっかけに更生

　突然の母の死で生活を一新しようと思った森崎さん。どう変えていったのでしょうか。

「まず、お酒とかタバコを辞めました。もうこれは自分でもびっくりするくらいキッパリと。そして悪い友達とも縁を切り、正社員の就職先を探し始めました」

　就職が決まって、順調に働くこともでき、そして素敵な彼氏もできたそうです。

「今までのバイトとか適当生活からすると地味で平凡な事務の仕事だったのですが、なんだか自分が生まれ変わったような気がして別の意味で毎日楽しかったですね。そして同じ職場のちょっと年上の方とお付き合いもすることになったんです。彼は今までの男性たちとは違って、本当に真面目で、昔の自分だったら第一印象で『絶対苦手』とか思ってしまうようなタイプでした」