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モテるために“年収数千万”と偽った29歳男性。全てを知った彼女は意外にも

コラム

 マッチングアプリでマッチした相手と実際に会ってみると、容姿や性格が全然違う……なんて経験をした人は少なくないはず。いずれ化けの皮は剥がれてしまうのですから、自然体に近い姿で探したほうが長い目では得な気もします。しかし、切羽詰まった状況である場合、そうもいかないようで……。

落ち込む男性

※画像はイメージです(以下同じ)

母を安心させたく、婚活を開始

「嘘をつき始めてしまったのは、とにかくそろそろ結婚したい、という気持ちからでした」

 そう語るのは今田真司さん(仮名・29歳)です。今田さんは中学生の時に両親が離婚。母親一人で必死に頑張って私立の高校大学に入れてくれたのだそうです。そして、仕事も安定してきたところでそろそろ結婚をしたい……そのため、婚活に挑戦してみることに。

「29歳になって、母もそろそろ結婚しないのあんた、と心配していまして……。今までは結婚には全く興味がなくて、一生しなくても良い派だったのですがだんだん考え方が変わっていったんです」

 そして婚活パーティやマッチングアプリを利用するようになった今田さん。

「職場は本当に男性だらけでして、出会いが全くないのでいわゆる婚活パーティーとかマッチングアプリを利用してみようと思ったんです。でも、正直自分はイケメンでもなんでもないですし、仕事も高収入でもないのでなかなか相手が見つからずで……

モテるためプロフを捏造することに

スマホ 男性

 せっかくやる気になったにもかかわらず、どうもうまくいきません。焦りもあって、マッチングアプリ、婚活パーティでちょっとしたドーピングをするようになっていきます。

「他の男性のプロフを見ていると、本当か?って言うくらいお金持ちだったり、モデルみたいな容姿の人が結構いて……。正直、そんなにモテるんだったらなんでこんな所にいるんだろう? という疑問もあったのですが、羨ましいという気持ちが大きくて、自分も少しだけ『盛って』みるようになったんです

 年収を数千万円、加工に加工を重ねた写真、さらには身長に至るまで捏造しまくってしまったのだそう。

「プロフの写真に関しては、サービスによっては免許などの身分証明と照合されてしまい、別人の場合は削除されてしまうので、できるだけ角度とかカッコつけて加工しましたね。そして、僕の使っているアプリは収入の審査がなかったので、正直10倍以上に書いてしまいました」

 すると、すぐに目に見える効果が。びっくりするくらいの数のアクセスが女性からあったといいます。

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