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「人気俳優と知り合い」という嘘で会社を辞めるハメになった25歳の後悔

コラム

 少しだけ自分を大きく見せるためだったり、なんの気なしについた嘘が相手に真剣に受け止められてしまった経験はありませんか。思いもよらぬ事態になってしまってからでは、後悔しても取り返しがつかないわけで……。特にそれが仕事がらみの話だったとしたら、とにかく早くネタバラシをするべきでしょう。

頭を抱える女性

画像はイメージです(以下同じ)

悪気はないが知り合いだと思いたかった

「まさかちょっとした嘘自慢アピールが仕事に影響するほどの方向に進んでいってしまうなんて……」

 そう語るのは福山陽子さん(仮名・25歳)です。超有名イケメン俳優(アーティストでもある)の古くからの知り合いだと周囲に豪語していた福山さん。まさかの方向に話が動いていってしまいました……。

「元々、高校生くらいから彼のファンで、半分追っかけのような行動をしていた時期もありました。就職してからももちろん大好きで、ファンクラブにも入っていますし、ライブも地方であっても欠かしたことはないくらいなんです。そして、本当に悪気はなかったのですが、なるべく近い存在でいたいというのが自分の中におそらくあって、彼と知り合いだといつしか言うようになっていました

間違えて会社でも言ってしまった

テレビ

 ファン心理が加速するあまり、日常的に嘘をついてしまっていた福山さん。周囲はどんな反応だったのでしょうか?

「高校の頃の友達はもう私は超ファンなのも知っていましたので、『知り合いなんだ』という発言に対して、『また始まったよ(笑)』のような、お約束の冗談ネタのように笑う空気になっていました。しかし、会社に入って、今までの私を知らない同僚にもつい同じ感じで言ってしまったんです

 大人になってもそのファン心理からつい知り合いだと周囲に言ってしまっていた福山さん。どんな問題が起きたのでしょうか?

ビックリしたのは、会社の飲み会とかで同じように言うと、みんな別にそれを冗談だとか思わなかったんです。『私も前好きだった』的な話で盛り上がりました。深くどんな知り合いなのか突っ込まれることもありませんでしたし、普通に私は彼のファンで、知り合いでもあるんだな、と会社のみんながフワッと認識したくらいでした」

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