【人気のビジネス書TOP10】2023年上半期振り返り！要約サイトのランキング結果は？
今年も半分が過ぎたところ。果たしてこの2023年の上半期はどんなビジネス書が人気だったのか。要約サイトのflier（フライヤー）担当者に、同サイトのアクセス数ランキングTOP10の結果を聞いた。合わせて人気の傾向や上位3位のビジネス本の注目ポイントも確認していこう。
※画像はイメージです（以下同）
要約サイト「フライヤー」2023年上半期のアクセス数ランキングTOP10
フライヤーは、ビジネス書を中心とした要約サービスで、1冊あたり4〜6時間かかるいわれるビジネス書の要約を10分で読むことができるという便利なサイトだ。人気のビジネス書の要約が多数公開される中、2023年上半期のアクセス数の高かった要約ページのランキング結果がこちら。
1位『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』
著者：スティーブン・R・コヴィー
2位『先読み！IT×ビジネス講座 ChatGPT 対話型AIが生み出す未来』
著者：古川渉一、酒井麻里子
3位『いつも機嫌がいい人の小さな習慣 仕事も人間関係もうまくいく88のヒント』
著者：有川真由美
4位『聞き方の一流、二流、三流』
著者：松橋良紀
5位『努力が「報われる人」と「報われない人」の習慣』
著者：塚本亮
6位『いちいち気にしない心が手に入る本: 何があっても「受け流せる」心理学』
著者：内藤誼人
7位『時間を「うまく使う人」と「追われる人」の習慣』
著者：滝井いづみ
8位『言語化の魔力 言葉にすれば「悩み」は消える』
著者：樺沢紫苑
9位『付加価値のつくりかた』
著者：田尻望
10位『佐久間宣行のずるい仕事術』
著者：佐久間宣行
この10位までの傾向について、フライヤーの執行役員でプロモーション担当を務める井手 琢人氏は次のように述べる。
「永遠のベストセラー『7つの習慣』が2022年の年間ランキングに続いてトップを走るのと同時に、上半期最も注目されたといっても過言ではないChatGPTを解説した『先読み！IT×ビジネス講座 ChatGPT 対話型AIが生み出す未来』が2位にランクイン。不動のベストセラーvs.最新テクノロジーの一騎打ちという形になりました。
コロナ禍でテレワークなど働き方が変わったことにより、ビジネススキルを題材にしたビジネス書のヒットが続いた数年間でしたが、時代の動きが加速し、今年は最新テクノロジーやトレンド系の書籍も多く発売されています。今後もその動きは続いていきそうです」
上位3位の書籍の注目ポイント
ビジネス書に興味のある人にとって、特にTOP3にランクインした書籍については気になるだろう。井手氏に注目すべきポイントを解説してもらった。
1位『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』（スティーブン・R・コヴィー）
「全世界で3,000万部を超えるベストセラーです。7つの習慣とは、人格を磨くための原則であり、その内容は人間の本質に根差したものばかり。だからこそ普遍的に、私たちの悩みに寄り添ってくれます。仕事や人間関係をもっと有意義なものにしたいというときにぜひ、本書を読んでみてほしいです」
2位『先読み！IT×ビジネス講座 ChatGPT 対話型AIが生み出す未来』（古川渉一、酒井麻里子）
「話題の対話型AIのChatGPTをいち早く解説し、一番売れているChatGPT解説本として支持を集めています。とにかく出るのが早くて本当に驚きました。もはや使わずに済ませることはできないほどに、生成系AIは大きな影響力を持ち始めています。『話題のトピックスについてサクッとキャッチアップしたい！』と思ったら、まずはこの一冊を読んでおけば間違いありません。ChatGPTの仕組みや使いこなすコツ、注意点、AIが描く未来まで、知っておきたいポイントをすんなり理解することができます」
3位『いつも機嫌がいい人の小さな習慣 仕事も人間関係もうまくいく88のヒント』（有川真由美）
「2019年発売のロングセラー本です。毎日機嫌よく過ごしたいけど、些細なことでイライラしてしまう…。そんなお悩みを持っていたら、本書はうってつけです。『機嫌がいい人』とはズバリ『心を明るくする“小さな習慣”をもっている人』。日々の心がけや行動によって、誰もが機嫌のいい人になれるのです。朝起きたらベッドを整える、笑顔で挨拶をする、遊びの予定を先に入れるなど、すぐに試せるアクションプランが満載です」
2023年下半期のビジネス書の人気の傾向を予想！
今年の下半期には、どのようなビジネス書が注目されるようになるだろうか。井手氏に人気の傾向を予想してもらった。
「ChatGPTの影響から、最新テクノロジーやトレンドを解説した書籍は、これからも増え続けると思います。ChatGPTに関しては、解説本がすでに数多く出版されていますが、最近は著名人×ChatGPTの解説本も出版され始めていることに注目しています。『堀江貴文のChatGPT大全』や『ChatGPTについて佐々木俊尚先生に聞いてみた』など、使い方だけでなく、著名人がどう活用しているのか、AIのその先をどう見ているのか、という点にも注目が集まっています」
2023年の今こそ、先読みしてトレンドのトピックスを押さえておくのも良さそうだ。気になるビジネス書はぜひチェックしておこう。
＜取材・文／一ノ瀬聡子＞
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【取材協力】
flier（フライヤー）
https://www.flierinc.com/
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