Kさんとカモシカさんが出した答えは……

ー自宅に見知らぬ女性がいたという状況だったのに浮気相手が見つからなかったのは意外ですね。

「私も意外に思いつつ、Kさんに『浮気の事実なし』と報告しました。自宅で遭遇した女性については、派手な身なりをしていたということから、おそらく出張型の風俗サービスを利用していたところに出くわしてしまったのだと結論づけました」

ーなるほど。しかし、それでも女性と会っていたことに変わりはないですよね？

「ところが風俗の利用だけでは、離婚する際の条件である『不貞』行為として指摘するのが難しいようです。実際に本番行為があった場合は『浮気』として指摘するのは可能なのでしょうが、それを立証するのは難しいですしね。

Kさんの依頼についても明確な夫の落ち度を見つけることができず、離婚の話を進めにくい状況が続いてしまったそうです」

例え利用直前の現場に遭遇しても「浮気」として扱うのが難しい風俗の利用。パートナーの浮気を疑った際には、それが浮気なのかただの道楽なのかを見極める必要があるようだ。

＜取材・文／田崎麻衣＞

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