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“夜職”経験者向きの「意外な転職先」。未経験でも積極的に採用する企業も

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 多様性を重視する現代社会。さまざまな知識や意見を持つ人々が集まることで新たなアイデアが生まれ、会社組織も大きくなっていくことが期待されている。そのため他とは異なる経験やバックグラウンドを持つ人材を積極的に採用している会社も少なくない。

ナイトワーカー

※画像はイメージです(以下同じ)

 しかし、なかにはその経験をネガティブな偏見として受け取られてしまうケースもある。キャバクラやガールズバーといったいわゆる“夜職”は最たる例だ。数年前には某テレビ局でホステス経験を理由に入社を取り消され、訴訟問題にまで至ったケースが記憶に新しい。

 そこで今回はナイトワーカーを専門に取り扱う転職サイト「昼ジョブ」を運営する株式会社昼jobの代表取締役の坪嶋拓真さん@hirujob_tsubo)と営業部マネージャーの染谷里奈さん@Rina_Someya)に、夜職経験者が昼職に転職する上で抱えがちな悩みや困難の乗り越え方、夜職経験者だからこその強みなどを聞いた。

カミングアウトできないジレンマ

――昼ジョブではキャバクラやガールズバーなどの水商売から風俗関係、AV女優、元地下アイドル、さらにはLGBTの方まで幅広く転職の相談に来るそうですね。彼女たちはどういった悩みを抱えて相談に来るのでしょうか。

坪嶋拓真(以下、坪嶋):「過去や自分自身のことをカミングアウトすると面接に落ちてしまう」「正直なことを言えないから仕事が決まらない」といった悩みが多いですね。一般的な人材紹介所に行ったところ、「どこも相手をしてくれない」と言っていた元キャバクラ店員の40代女性の方がいました。

 本人は至って真面目にキャバクラで働いていてもカミングアウトに躊躇してしまうので「20代から飲食店でバイトしていた」と言いたいのですが、「そんなに長くフリーターだったの?」と社会経験が乏しいと思われてしまう。しかしキャバクラ経験を正直に言うと偏見を持たれて受からない。どうしたらいいかわからなくて昼ジョブに相談に来ていました。

平気でセクハラまがいのことを…

悩む女性

――やはりいまだに「夜職経験者は採用したくない」という企業は多いのでしょうか。

坪嶋:古くからのしきたりや制度がある企業は難しいと思います。そういった企業は夜職経験者の方および他の社員に対するリスク管理の仕方がわからないケースもある。たとえば「キャバクラをやっていたんだからこれくらいのこと大丈夫だろう」と、平気でセクハラまがいのことをされたという声も聞きます。そこを勘違いしている企業は昼ジョブとしても取引はしたくないですね。

 しかし、昼ジョブが求職者をご紹介している企業においては夜職経験者を嫌煙しているケースはなく、むしろ「昼ジョブから採用したい」と連絡もらえることが多いです。すでにご紹介した求職者様がしっかり真面目に働いている実績があることにも加えて、採用担当の方が実際にお客さんとして夜の店に行ったときに「この子のコミュニケーションスキルがあれば営業成績が伸びるだろうな」という実感があるのも理由のひとつだと思いますね。

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