自分は絶対に「不倫」をしないと思っていても、周りの誰かから誘われてしまったら……。そんななかで自らを律する強い気持ちを持てる人が、果たして何人いるのでしょうか。

※イメージです（以下同じ）

　今回は、職場の20代上司から不倫のお誘いをされてしまった女性のエピソードをご紹介します。

仕事で組んだ上司は既婚者

　川瀬美樹さん（仮名・24歳）は、とある会社の企画部署に就職してもうすぐ1年。そんなとき、初めて自分の企画が通り、部署の上司であるCさん（28歳）と組んでその企画を進めることになりました。

「Cさんは28歳という若さで係長をするほど仕事ができる人で、女性社員からは憧れの的という感じの人でした。でも、奥さんもお子さんもいるので、恋愛対象として見てくるとは思いませんでした」

　それまであまり仕事で深く関わることがなかった川瀬さんとCさんでしたが、このことがきっかけで、より距離が縮まったといいます。

LINEで飲み会でのお誘い

　上司であるCさんと仲が良くなったため、部署での飲み会も頻繁に参加するようになった川瀬さん。何度か部署の数人で飲みに行くうちに、CさんともLINEを交換し、仕事のやり取りなどをLINEでおこなうことも増えていきました。

　あるとき川瀬さんとCさんは2人で残業をすることになり、終わった頃にCさんから「食事に行こう」と誘われた川瀬さんは、とくに深く考えずOKをしました。その後、二人で食事をしていると、思いもよらぬことを言われたのです。

「少しお酒も入ってほろ酔いになった頃、Cさんから『川瀬ちゃん、俺の恋人にならない？』って言われたんです。私はもちろん冗談だと思って軽く受け流したんです。結婚している人がそんなこと本気で言うわけがないと思って」